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この日は日帰りで東京に行ってきました。
目的は国立近代美術館で展示されている菱田春草の「黒き猫」(重文)を鑑賞するため。 撮影がNGでしたので、説明書きより画像を貼り付けます。 「重要文化財の秘密」という企画展で会期が2か月あったのですが、この作品だけは5月9日から14日のわずか1週間。 美術に造詣の深い友人(猫友さん)の情報と勧めにより、仕事を中心に様々な調整をこの日に向けて綿密に行い、行ってきたわけです。 会場に入ってすぐにこの作品が展示されていました。 以前竹内栖鳳の「斑猫」を鑑賞した時、とても大きいサイズだったのでそれを念頭に入れていたのですが、こちらはごくごく一般的なサイズの軸に描かれていました。 ただ、画像でみるよりも、毛並みがより美しく描かれていることが直接見ることでわかりました。 黒猫の毛並みがつやつやしたのを描くのはかなり難しいのではないかと素人ながら思うのですが、本物のつるんとした光沢が表現されていて、もふもふされたい衝動にかられてしまいました。 あーー、本当に猫様は尊い。 午後からこの友人と合流して話をしたのですが、菱田春草は全部で9匹の猫の作品を描いているそうで、全部を一挙に集めた展覧会をして欲しいという話になりました。 で、時系列が前後するのですが、帰りの新幹線でこの9匹の作品を調べてみますと、なんと私、そのうちの1作品「梅下白猫」を2回も鑑賞しておりました、福田美術館で。 この作品の所蔵が福田美術館だったわけですね。 今以上に素人の時に鑑賞しているので、作者がどうとかお構いなし。 ただただ猫を愛でるだけ。 絵画に関してはこうして現在友人の教授してもらっているところで、自分の物にするにはまだまだ時間がかかりそうです。 ←これが「梅下白猫」 この後はお隣の国立公文書館に行きました。 予定には組み込まれていなかったのですが、美術館に向けた歩いている時に、この前を通り、ここでも企画展をしていることを知ったわけです。 「公文書館」に入館できることを今回初めて知りました。 終戦後に施行された「日本国憲法」。 原本ってこのような形になっていたのですねー。 そして、重文指定になっていr「吾妻鏡」。 このようなものを目にすることができて超満足。 ここからは電車に乗って移動。 太田記念美術館です。 撮影NGですので、ポスターのみで失礼します。 猫三昧でした。 浮世絵で猫を描かれているものばかりを集めていました。 もちろん、国芳がメインとなります。 今回説明書きを読んで知ったことがあります。 国芳がこのように猫をたくさん書く理由には彼が猫好きだったというところがあるのですが、この時代、遊女や歌舞伎役者を描くことが禁止されていたそうで、それを逆手に取り、猫を擬人化させて遊女や歌舞伎役者などを描いていたということなのだそうです。 もし、国芳が犬好きだったら、今頃彼が残した作品の多くが犬三昧になっていたということでもありますが、猫好きでよかったーーーー。 続いては半蔵門ミュージアム。 こちらも撮影NGですので、ポスターのみで失礼します。 もちろん、「修験」という言葉に引っ掛かりました。 たまたまSNSで、こちらの広告がタイムラインにあがったのでこのミュージアムの存在、そして展示内容を知ることとなり、今回予定に組み込みました。 何とですねーーー、「役行者絵巻」が展示されていたのですよ。 江戸時代に描かれた作品です。 像や軸は目にしたことがあるのですが、まさか絵巻、つまり物語ですよねー、そのようなものが存在するとは。 思った以上に過去においては、役行者の存在というのは大きかったようです。 彼が生まれてから天に行くまでのことが物語として描かれています。 役行者の髭がナマズの髭のように描かれていたのには笑いがこみ上げてきましたが。 最後に訪れたのが「アクアパーク品川」。 これはフリープランの乗車券に黙ってくっついてきたチケットです。 くっついてなければ眼中にはない場所です。 名称からして、一般的にイメージする水族館とは違うのは明らか。 ご名答(笑)。 いわゆる「映える」という環境を作り出しています。 悪くはないですけどね。 ただ、そうなると入場料がそれなりとなります。 恐らく、今の水族館というのは、繁殖保護も目的となっていますのでこちらの水族館でもこれらの取り組みというのはされているのでしょうが、全くそれが私には見えなくて、物足りなかったからーというのが正直な感想です。 そして、品川駅からすぐなのに、奥まった場所にありそして道案内もなし。 今回のお散歩でいちばん迷子になりかけたのがここでした。 どんくさいのは私だけかと思いましたが、後から来る人、口々に同じようなことを言っていましたので、それは客としての総意だと思っています(笑)。 ここでカピバラさんに出会えたのは満足♪ これでこの日のお散歩を終えて、新幹線で戻った訳ですが、実は朝いちばんに行ったところがあります。 それが「皇居東御苑」。 いや、これも予定外でして、美術館に行く道のりは東京駅から皇居のお堀を反時計回りに歩くのがいちばん最速ということが分かり、てくてくまさにお散歩していたのです。 そうしたら、とある人混みが皇居前であり、なんだろうと出ている看板を読んだところ、「9:00から開門」とあり、時計を見ると「8:58」。 そりゃ、通り抜けするしかないでしょ、ということでこの中を、つまり江戸城を通り抜けて美術館に行ったというわけです。 東京在住中も皇居には1度も足を踏み入れることがなかったので、もう満足。 静かな場所でしたが、天守台や石垣を見ると、皇居と言えど、かつてはお城が確かに存在したのだなということを空気で感じました。 それにしても、行き帰りの新幹線乗車客の多いこと。 朝は6:00過ぎの新幹線だったのにも関わらず満員御礼だったそうです。 帰りは20:30頃の新幹線でしたが、これもまた然り。 3月に東京に行った時は、行きも帰りも隣は空席でした。 この変わりようと言ったら……。 GWでもないのに、皆さんどこに行かれるの?と友達にラインを送ったら「あんたもどこに行ってんの?」と返信がありました(笑)。 こんな13日のお散歩でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月15日 07時00分10秒
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