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カテゴリ:PS3ソフト
ボリューム、ステージ展開は相変わらず激しく、過去と現在、全世界をまたに転戦していく構成は相変わらずのコールオブデューティっぷり。 FPSゲームはゲームプレイだけを取り上げると要は ・移動 ・撃つ ・投げる(手榴弾とかね) ・なんらかのアクション発動する(C4爆薬仕掛けたりとかね) という事しかしないわけで、そのゲームシステムのマンネリっぷりをなんとか変えようと、戦場となる時代、場所、シチュエーション、ストーリーを工夫すると同時に、爆破エフェクト、銃の撃ち味、敵AIもブラッシュアップさせながら、魅力あるゲームにしていくわけですが、今回のコールオブデューティーは特に選んだ時代とストーリ(ベトナム戦争~東西冷戦時代に、記憶喪失になった戦闘員の回顧録といった進行)がよかったですね。 大体において、現代人が記憶に残っている戦争というと第2次世界大戦かベトナム戦争か、湾岸戦争かイラク、アフガン戦争なわけで、そのなかでもCIAとか軍需産業の陰謀とかも見え隠れしながら膠着化、泥沼化したベトナム戦争という題材は、アメリカゲーム業界も進んで取り上げる事はなかったのですが、そんなベトナム戦争~東西冷戦の時代設定に、あえて 「化学兵器にまつわる共産国テロリストの陰謀を暴く」 という突拍子もない設定を持ってくる事で、うまくアメリカ国家礼賛主義的なストーリに仕上がっております。 ベトナム戦争時代になにかと評判の悪いCIAなんかもう英雄です(笑) 単純にドンパチする舞台がベトナム戦争というだけでなく、テト攻勢だったりホーチミンルートの破壊だったりとそれなりにベトナム戦争というものを調べた上でのステージ設定もすばらしく、地上戦だけでなく、異形の偵察機SR-71ブラックバードや、ソ連製地上制圧ヘリのハインドを操縦出来たりしながら、キューバ危機、反共産主義、CIA、ケネディ、マクナラマ、カストロといったアメリカのきな臭い時代の気分を味わう事ができます。 コールオブデューティーシリーズは毎回、なんらかの映画のオマージュがちりばめられているのも特徴だが、今回も要所要所に「ああっどこかでこのシーンを見た事ある。」と思わせてくれました。 地獄の黙示録、ハンバーガーヒル、プラトーン、ワンスアンドフォーエバー このあたりの映画を見た方はあの映画の臨場感を楽しめるゲームとして是非プレイしてみる事をおススメします。 このゲームの最大の山場 「ローリングストーンズの"Sympathy for the Devil"を聴きながら、アメリカの掃海艇に乗ってメコン川を遡りながらベトコンを掃討するステージ」 をプレイした瞬間に映画ファンはそのありがちな設定に思わず笑みを浮かべてプレイすることでしょう。 <メール便対応可>【アジア版】 Call of Duty:Black Ops(コールオブデューティー ブラックオプス) [PS3] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月29日 13時01分42秒
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