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カテゴリ:PS3ソフト
このポータルというゲームは、壁に向かって青色の枠の穴とオレンジ色の枠の穴の2つを穿ち、相互にワープすることができるというポータルガンを駆使して、様々な仕掛けを突破しステージ(チェンバーと呼ばれる実験室)を脱出しながらクリアを目指すという一人称視点のパズルゲームのようなゲーム。 一見、FPSゲームのような画面から敵を撃って倒して進むゲームと思われがちですが、銃を撃って敵を倒すという要素はなく、基本的にはポータルガンのワープ能力や、跳ねる床とかのギミックを駆使して実験室(チェンバー)どのようにして脱出するかを考えてステージクリアをしていくシステムになっています。 とここまで書くと、 「FPSというゲームシステム自体もなんだか慣れないし、ましてや敵撃つわけでもなくて、3Dのステージでワープホールを作る複雑なパズルゲームって、やる気になれないねえ・・・・」 と思われるかもしれません。 しかし、このゲーム、その先入観を取り払って是非プレイしていただきたい傑作です。 このポータルというゲームはそもそも、FPSの歴史を変えたといわれる名ゲーム「ハーフライフ」のスピンオフ的なゲームで、壮大なバックグランドのストーリがあります。 簡単に紹介すると、このゲームの舞台は、ブラックメサという会社と政府予算の獲得を競っていたアパチャーサイエンス社が保有するエンリッチメントセンターという実験設備。この実験設備は何らかの原因で研究員がいなくなって残った人工知能のGladosが支配的に管理している状態なわけです。被験者であるプレイヤーは少々異常をきたした感のある人口知能Gladosが仕掛けてくる罠をかいくぐって脱出をする。という設定なわけです。 このアパチャーサイエンスの人口知能GLADOSの執拗な言葉のいじめに耐えながら、孤独な戦いを続けていくと、実際の所、FPSである事もパズルゲームである事も関係ない。というかパズルゲーム自体もこのゲームの世界観の一演出でしかないという事にはっと気付きます。 デザイン、サウンド、音、シナリオその全てが独特で秀逸でかつ適度なブラックユーモアを含んでいて、プレイを続けている内にどんどんポータルの世界に引き込まれていきます。 まるでディズニーシーのアトラクションの中にいるような、もしくは映画「アイランド」や「CUBE」の主人公になったようななんとも言えない不思議な世界の中にいる錯覚に陥る事ができます。 私は久々に、このポータル2のシニカルで洒脱したエンディングに到達した瞬間、体全体から力が抜けるようなカタルシスを味わう事ができました。(前回はFloweryの時に感じた。) 繰り返しますが、傑作です。 製作会社VALVEの設立者の一人ゲイブ・ニューエルは、元マイクロソフトの社員。 これまでなにかとPS3というプラットフォームにつれない発言を繰り返してきた方なのですが、よくぞPS3で出してくれました。 というか、PS3のポータル2のパッケージにはVALVEが運営するSTEAMというゲーム配信プラットフォームにアクセスするシリアルコードが付属しており、PC版ポータル2も同じセーブデータで遊べるようになっている他、STEAMとPSNのアカウント連携まで実現されており、非常に将来が期待できる仕組みも組み込んでいてくれます。 これは今後に期待。 【新品】発売中!(2011年5月19日発売)【在庫あり】PS3ソフト ポータル 2 Portal 2/BLJM-60352,ポータル2,Portal2,新品,sony,ソニー,PS3,プレステ3,P3,ゲーム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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