カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
ドナ・ジョー・ナポリの本で翻訳されているものはこれですべて読んでしまったことになります。 うう、寂しい。 この作品は「ジャックと豆の木」のパロディ。でも、パロディという言葉でくくるには もったいないくらい独立した素晴らしい物語に仕上げられていると思います。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) なぜジャックは狂ったのか?豆に託したジャックの想いとは?崖にぶつかるという奇行をくリ返すジャック。周囲から「クレイジー・ジャック」と呼ばれ、幼なじみのフローラにまで見放される。そんなとき妖精にもらった七色の豆の種。この虹を植えよう―。 ぐっと読み応えが増してくるのは「第七章七年後」あたりから。 ジャックの父親への憧憬や初恋の少女フローラへの恋しい思いなど 彼自身にもどうにも出来ない苦しさが切々と伝わってきて… 一体どうなってしまうのかと。 金の卵を産むめんどり、金を取り出せる壺、音楽を奏でる竪琴などの小道具が こんな風に用いられるとは…!もとのお話よりリアリティがあるかも。 ドナ・ジョー・ナポリの新作とその翻訳化が待ち遠しいです… 柊の読書メーターは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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