テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
騎馬でもって列車を襲う…!?なんて設定はアメリカ映画の専売特許かと思ってました。 アジアの映画で西部劇??なんだか面白そうではないですか。 予告編だけ観るとB級コメディでは…(失礼)なんて風にも思いましたが、 いやー、何というか突き抜け方がすっごく面白かったです。 *「グッド・バッド・ウィアード」公式HPは→こちら まずチョン・ウソン(good)、イ・ビョンホン(bad)、ソン・ガンホ(weird)という役者さんが適材適所なのです。 人間ここまですっぱり善悪で割り切れるもんじゃないと思うんですが、わかりやすさというのは観ていて安心する効果があるのでしょう。 イ・ビョンホン、柊が観るたび(「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」「G・Iジョー」)悪役なのですが 凄みと悲壮感が混在していておまけに色気もあるという悪役。 悪役が魅力的じゃないと、こういう映画は面白みが半減してしまうところですが、 彼が登場するたび「うぎゃー」と残酷な場面に目を閉じたくなりつつ、ついつい観てしまう柊でした。 それと好対照なのがチョン・ウソンとソン・ガンホ、二人が組んでいる場面。 チョン・ウソンの生真面目っぷりと、ソン・ガンホの無茶苦茶っぷりが妙に可笑しくて。 好対照というか、まったく異なる個性が生み出す相乗効果というか、この三人の顔合わせはすごい魅力的でした。 PG-12の指定がかかっているだけあってやたらめったら銃で撃ち殺されちゃう場面の連続ですが、それすら映画と割り切って観てしまえるならきっと楽しめます。 冒頭の列車を襲う場面といい、闇市での銃撃戦といい、非常に凝った“魅せる“場面が続くので飽きません。 馬やらバイクやら車やらで疾走する場面なんて、「よくこんな疾走感、躍動感あふれる映像撮ったなあ…」と感心してしまいます。 おまけのように出てくる日本軍はやっぱり悪役(かつコメディ)で、 ライフル一丁でがんがんやっつけられてしまう彼らを見ていると苦いものも感じるのですが、 このシーンで見られるパク・ドウォン(チョン・ウソン演じる役名)の姿は韓国の人たちが爽快感を覚える、 まっことヒーロー像なのだろうな、とも思いました。 観終わった後、もう一回観たくなりました。 頭空っぽにして、むちゃくちゃっぷりを楽しめる爽快な映画に柊は飢えているのかもしれません☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[もう一度観たい・読みたい] カテゴリの最新記事
|
|