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正直、びっくりしました。 江戸時代(4代将軍~の頃)にここまで算術(数学)が進んでいたとは。 算術だけでなく、天体観測術なども。 数学の教科書から遠ざかって○十年経過しつつある柊には、 例題をちらと考えてみようとする気力すら湧いてきません… 日本独自の太陰暦を作り、改暦するまでの奮闘記。 何十年も、一つの目標を追い続けるってすごいことですね。 自分の好きなことでも、ずっと続ける…上を目指すって時に苦しい場面に遭遇するし大変です。 それを成し遂げることができたのは、渋川春海が優しい、人望を集める 人となりだったからかもしれないし、それこそそんな事業を達成できる程の 人材が天によって配置されていたからかもしれない…なんて感じました。 共に暦を作ろうと頑張った人々に次々先立たれてしまうくだりにはしんみりしてしまいました。 誰の上にも寿命はあるし、一生かけても追いつけない目標があるかもしれない。 それを常に受け止める側に立たなくちゃいけなかった渋川春海の心境を思うと せつないものが湧いてきました。 「明察」っていい言葉ですね。じんときます。 (余談ながら) 名君、と呼ばれる人が幾人か登場しますが、現代にもそういう指導者が出てこないものかなあと思いました。 柊の読書メーターは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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