テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
フェイスブックがどういうものなのか、仕組みがよくわからないし 興味もないし…という状態で観に行きました。 のっけから、創始者の一人マーク・ザッカーバーグは「嫌な人物」って印象だし その後も誰ひとり共感できる人は出てきてくれず、だったんだけど 不思議なほどスリリングな映画だったなあ…。 冒頭から台詞の回転が速くて、字幕を追いきれなかったんだけど インターネットの普及、情報伝達速度ってもっともっと早いんだろうって思わせられたし。 巨額の富を得たのと引き換えに友人関係を失って…なんて単純な話でもなかったし。 柊自身こんなふうにブログに本や映画の感想書いてみたり、Twitterで呟いてみたりしてるので あんまりこういうことを思ってはいけないのかもしれないけど、 自分の周囲の人間関係に満足できていたらインターネットを開く時間などいらないんじゃないか…なんて思ってしまいました。 ネットの世界に居場所を求めるって、こういうことを伝えたい、聞いて欲しいけど身近にはそんな人がいない…ってことに思えてきて…(あくまで柊の場合) 冒頭、マークが失恋し、相手に対する不満をブログに書き散らす場面があるのだけど 信頼出来る友達がいたらブログに書く前に、その友達に愚痴をこぼしてるんじゃないかと思ったし、 友達の側にしても、失恋を本人の口からじゃなく、ブログを通して知るなんてこと なかったんじゃないかと思ったんだよね…。 お金が絡んできたから関係がおかしくなったというより、元々の関係が希薄だったんじゃないかという印象をそこで持ちました。 執着するものや、やりがいを感じることって一人ひとり違うし 時間が経過していくごとに変化もしていくことだから一概には言えないけど…。 アイデアがあって、それを形にして、周知してもらうまで…を一人の人間だけで完結出来ていたら こんなややこしいことにはならないんだろうなーなんて思いました。 まあ、一つのことに長けていても他のことはからきし、というのが常だし だからこそ補いあったり、他者とのかかわりが生まれてくるものなのですが。 どうして他者に自分の存在を知ってもらいたいんだろう。 認めて欲しいって思っちゃうんだろう。 そんなの寂しいし、おまけに面倒くさいなんて柊は思ってしまうのですが。 自分の周りに信頼できる人間関係を築くのは大変難しい…と日々実感している身にとって この映画はなかなか考えさせられる部分が多かった…と思います。 *映画の公式HPは→こちら 今年に入ってようやく映画館で一本目を鑑賞することが出来ました。 お仕事やら家族の都合やらでなかなか時間がとれません… フラストレーション溜まりそう。 観たい映画が色々あっても、厳選していくしかないかなあ…しょぼん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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