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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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ひかる0513

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2012.09.19
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昔、東京都東村山にakiraという零細なプロバイダーがあった。地域の企業を支援するつもりで、NIFTYから引越しして、このプロバイダーにインターネットをつないでもらった。しかし、ほどなく、このakiraというオーナーが、とつぜん夜逃げしてしまった。そのため、2000年から書いていた日記「折々の檻」(おりおりのおり)が消えてしまった。ところが、ぼくの古いドキュメントを浚(さら)っていると、わずかに、5月分の日記のみ残っていた。写真は失われている。日記のはしがきにこう書いてある。
今、下線のように、ぼくは バンコクの西郊に住んで、人種の違う人々を新しい親族の契りを結んで、姻戚でない親戚付き合いをして生きている。
つまらない過去ログだけど、記録保存のためにご高覧に供したい。

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<「折々の檻」とは私こと島岡光一shimaoka@akira.ne.jpの日記です。なぜ「檻」かというと、ぼくは1996年に体が不自由になって、行動範囲が狭められ、日常生活がまるで檻のように感じられるという意味からです。それでもコンピュータやネットなどを使って触覚を伸ばし、遠くに地域に多くの友人を作って、「檻」を乗越えようと努力しています。>


2001年5月31日(木)

父親と再会する方法

去る5月6日よく晴れた日に、ふと思いついて、一人で、両親と弟たちが眠るお墓を訪ねてみようと思いました。もっとも最近そこに入ったのは98年に84歳で死んだ父親でした。それは東京の青梅市の大多摩霊園にあります。車(ロシナンテ号)に乗って1時間半ぐらいかかります。

霊園でお花を買って、掃除道具を借り、お墓に来てびっくりしました。亡くなった家族の4人の名前を刻んだ墓誌碑が無残にも倒れているのです。風のせいでしょう。急いでそれを立て直し、いつもより念入りに掃除をして、お花を活け、合掌しました。つぶやく言葉はなにも浮かばなかったので、心を真っ白にしてただひたすら合掌しました。遠くにウグイスが鳴いていました。

帰途、お昼になったので、岩蔵街道にある蕎麦屋「車や」にロシナンテを繋ぎました。店に入ってすぐ左の座敷を見て、自分でもわかるくらいに顔から血の気が引くほど仰天しました。白髪の痩せた死んだ父親が向こうに向いて座っていました。ぼくは「お父さん」と叫びそうになりました。「父」の周囲に家族らしい人々がにぎやかにしゃべっています。「父」は話とは無関係であるかのように、ボーっと黙って座っているだけでした。店員に「何にしましょう?」と促されるまで、「父」の横顔を凝視していました。

メニューを一所懸命ながめても平凡にざる蕎麦しか思い浮かばず、ざる蕎麦の大盛りを注文して、座敷に目を戻すと、さっきの家族はもういませんでした。

ロシナンテはどうやってわが家まで、ぼくを連れて行ってくれたのか、まったく覚えていません。


5月28日(月)

内発的発展論

去る5月23日午後6時30分、新宿初台の新国立劇場の小劇場で、井上ひさし原作の『夢の裂け目』を観ました。主演は角野卓造、共演は藤谷美紀、熊谷真実、犬塚弘など。1948年の東京裁判が時代背景で、紙芝居一座で展開される話。ミュージカル、喜劇仕立て。とくに感想はなかった。井上ひさし氏が観にきていたのが珍しかった。

この日、ハンセン病国家賠償請求訴訟の熊本地裁判決に対して、政府は控訴を断念し、ハンセン病に対する補償を検討し始めました。患者側の大勝利です。ぼくの地元に全生園というハンセン病療養所があり、同資料館もあります。久しぶりに明るいニュースでした。

昨日、新潟県刈羽村で刈羽原発にプルサーマル計画を受け入れるかどうかという住民投票が行われました。投票結果は投票率88%、計画に反対が53%で反対派の勝利でした。

ぼくはプルサーマル計画はおろか原発そのものに反対なので投票結果はうれしかったのですが、ぼくの注目点はそのことだけではありませんでした。今学部ゼミで開発の経済学をやっています。それは内発的発展論の立場にたって外発的発展論を批判するものです。ぼくは先々週のゼミでこう発言しました。”刈羽村の住民投票に注目している。プルサーマル計画に賛成する側の主張が、「国を信頼し、東電を信頼し、村長を信頼しよう」というもので、外発的発展論そのものだったから。村の予算の6割が刈羽原発の固定資産税によって賄われているという事情がその背景にある。もしこの小さな村で、反対派が勝つということにでもなれば、内発的発展論の勝利だろう。”と。ぼくの当時の予想は、反対派(内発的発展論)が負けるだろうが、どこまで賛成派(外発的発展論)を脅かすか、というところでしたが、僅差ながら、予想がうれしい裏目に出ました。この僅差であると、投票結果がどこかでひっくり返されるかわかりませんが、日本の内発的発展論が地方のいたるところで小勝利を収めつづけているということを実証しました。






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Last updated  2012.09.20 19:31:06
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