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テーマ:楽天写真館(354636)
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いつぞや、ぼくはここで飼われているみたい、と言ったことがある。それは決して悲観的なトーンではなくて、しあわせトーンである。 その意味の一つは、Nさんが有能すぎて、Nさんなしでは何にもできない人間になったからである。秘書が秘書がという代議士が一時流行ったことがある。それに近い。妹が来て、言ったことがある。「こんな生活してると ボケるよ」って。そうかもしれない。 ここに来て2年半が経とうとしている。未だにぼくは、お札も硬貨も見てすぐに何バーツか分からない。マジ、分からない。どうしても店でぼくが払わなくてはならないときに、ぼくはお金を財布から硬貨も含めてすべて出して、そこに記載されている数字を確かめなければならない。時間がかかってしょうがない。 どうしてこうなったかと言うと、Nさんが、日常の買い物すべてやってくれるからである。一緒に買い物する場合でもNさんが支払う。大丈夫、大きな金額はぼくが払っているけど、それはカードで支払っているのである。カードを受け付けないような場所での買い物はぜんぶNさんが支払う。Nさんは、遠慮なく言う。「あたし 破産状態」と。で、ぼくはその時、ATMから何千バーツ単位で引き出して、Nさんにそのまま手渡す。必然、ぼくは現金にはほとんど触らない。 ぼくは、長い間、病気がちである。今も具合が悪く熱がある。その最大のものは、歯と口腔内の事故。こういう状態から早く脱却したい。日記の愛読者ならお分かりだと思うが、研究の面では、躍進中である。 写真:ニックは身体もそうだが、メンタルな面で大きくなった。以前、どこに行くにしても、一度はブーたれて周囲を不愉快にさせて平気だった。今はまったくちがう。努めて笑顔を見せようとする。そして、自分の要求が通らないと分かると、さっと別のものに切り替える。そして、いままで嫌がって口にしなかったような大人の食べ物にも敢えて挑戦するようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.19 13:01:28
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