|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、中国正月。日本の「寝正月」と同じで、一族はは何も働かないで寝ていて、食事は外食と決めているのだそうだ。 Nさんはニックを連れて、朝食を買って来てくれた。 昼は、ヒアさん(Nさんの夫さん)がプラサーさんを車で連れてきて、わがムラの前の1級国道を南に走ったところにあるハンブルなレストランでおちあって、おいしい麺類を食べた。ここはしょっちゅう来る麺類屋で、たしか娘夫妻と子どもたちもつれてきたことがある。フィッシュボールがふんだんに出てくる。 ヒアさんは、そのまま帰ったが、プラサーさんがわが家で一眠りして、夕方彼とNさん、ニックと4人で、「ローマイ・チャイカ」という一流になり損ねたレストランに行って、純タイ料理を食べた。ここへは以前、大本教授と弟とその教え子を招待して食べさせたところである。その時はおいしいと感じた。タイランドで有名な鍋物の「トムヤンクン」を注文したが、まずい上に辛すぎて食えないと、ぼくはちょっと口にしただけで、自分の胃腸の自衛のために食べなかった。そうしたら、プラサーさんも辛すぎて、えびが新鮮でなくまずいからと言って、わざわざぼくのためにスパイスが入っていない別の「トムヤンクン」を注文してくれた。いくらか食えたけど、全体においしくなかった。シェフが変わったのだろう(ひと様のおごりでおいしくないとも言えないのだが、こういうときが一番胃腸に悪いので、仕方なかった)。 この国のいいところは、大きなレストランには、必ずと言っていいほど子どもの遊び場がある。簡単で安全な遊具が置いてあって、そこで存分に遊べる。あるレストランは必ずウェイトレスの一人が遊び場の傍に付き添ってみていてくれることである。もう大きいニックも、さっそくそこで遊んで、小さな子達をたちまちに家来にして、レストランを走り回っていた。 わが家に帰る途中、車の中で、ニックに訊いた。ニック 君の食べたビーフステーキはおいしかったかい? 彼は「うんおいしかった でも ルンコイチ 日本で食べたビーフステーキの方がはるかにはるかにおいしかったよ」と。それは、去年の5月、成田着後2泊、千葉駅前のビジネスホテルに泊まったとき、駅前の「そごう」だと思ったが、その食堂街に入った「銀座なんとか」というステーキ屋に入ったときのことを言っているのである。あの時は、今のニックと違ってまだ幼く、機嫌が悪いと露骨に顔と態度に出して人々をがっかりさせていた。ぼくらが、まず日本式のカレーライスを食べようと思って、行列を作って入ったところが、どこを間違えたかカレー屋ではなくて、高級な銀座なんとかのステーキ屋だった。ニックはブーたれてものすごい形相で、カレーを食いたい~とぶつぶつ言っていた。でも、一所懸命なだめて、カレーよりここのビフテキを試してみようよと説き伏せて、そこにい続けた。出てきたビフテキの見た目の豪華さ!ニックの目はいっぺんでキラリンとなった。そして、食べ始めたら、もうガキのようにがつがつ うーうー唸りながら食べていた。まるで何日も食ってない野良犬のように食べていたそのビフテキの味が、いまでも忘れられないのである。それにしても、11歳のガキのいうこと? 「ここのステーキより日本で食べた銀座なんとかのステーキのほうがはるかにはるかにおいしかった」って。 [写真:今日昼飯のハンブルなレストランの道端に咲いていた不思議な花;まずい「トムヤンクン二つ、一つは辛い、他の一つは辛くない。両方ともまずい;このレストランの飾りつけ。蛇年にちなんだイルミネーション] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.10 22:18:47
コメント(0) | コメントを書く |