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ついにこの日がやってきます。
上司監修による合コン。 (参照3月1日「揺れる、親心、女心、スケベ心(上) 」) これまでの道のり、長かった・・・・。 なかなか話が進まないの。 なぜ進まないかというと。 チューヤンという彼氏ができたから、もう私が催促しなくなったことと。 いざ実行するとなると、「マオフイさんが心配だ」と腰が重くなる上司の親心。 今回の合コン相手は、上司の以前の仕事関係の知り合いで、いまはゴルフ仲間となっている人(大手損保会社42歳既婚、子持ち。以下「ソンポ42」と呼ばせてもらいます)の部下さんの方たち。 上司から話を持ってきたくせに、話が具体化しようとなると、わざとソンポ42にメールを送るのを遅らせたり、メールが来ていたことを教えなかったりする。 そんなんだから、私も面倒くさくなって、「もう別にやらなくてもいいですよ」と言ってたりしてたんだけど。 「そんなこと言わないでよ。損保は給料いいんだぞ?」 と、また焦らすようなことを言う。 どっちなんだよ!! そんなこんなしているうちに、私も友人たちに「こんな合コンがあるかもしれない」と言ってしまい。 言ってしまった手前、何が何でも実行に移さなければ!! 私だって、彼氏がいないときは、いい合コンがノドから手が出るほど欲しかった。 本当にそこのところ、持ちつ持たれつだから。 世の中ってそんなもんよ?(←若干26歳の言葉) せっかく目の前に、よさげな合コン話がぶら下がっているのに、これを逃す手はない! 私の友人たちのためにも!! そう決心してからは、上司のケツを叩く勢いで話を進めさせた。 チューヤンには、やはり無理に理解をしてもらっている手前、「上司がセッティングしてくれたから断れない」みたいなことは言っているが。 なんてことはない。 こちら側のかなりの強引さで話を進めてもらった。 ちなみに上司はチューヤンのことを知らないので。 「やけに気合が入っているね~」 と、驚き顔だ。 きっと彼の目には、私が本気で結婚したがっているように見えただろう(どうしても上司には「合コン=結婚相手探し」の図としか見えないらしい)。 しかしこうして話を進めさせてもらっていると同時に。 上司の親心がネチネチと私を攻撃する。 上「マオフイさんなんか行ったら、すぐに決まっちゃうよ~」 私「決まりません」 上「いや、すぐに決まっちゃうよ」 私「大丈夫です。私なんかが及ばないくらいかわいい子たちを連れて行くんで。宝石の中に紛れ込んだ砂利のごとく、目立たないですよ」 上「心配だ・・・・。マオフイさんは10時を過ぎると人が変わるし・・・・(←暗に飲みすぎのことを言っている) こんな親心タラタラの上司を間に挟んで、会をセッティングしていくのは非常に面倒くさかった。 人数は何人にするのか。 場所はどこにするのか。 お店はどちらが決めるのか。 何時スタートにするのか。 おまけに、上司やソンポ42さんはどうするのか。 上司を間に挟んでやり取りするのは面倒いし、上司にも余計な手間をかける。 そこで 私「もういいですよ。相手の連絡先を教えてください。そうしたら私が勝手にあちらの幹事さんと連絡を取ってセッティングするので」 と提案し、上司を御役御免にしようとしたところ。 上「だめ!直接連絡をするなんて・・・。相手にマオフイさんの連絡先がわかっちゃうじゃない」 オー、ノー! 当たり前じゃないかー。 どんな過保護ぶりなんだ。 結局、最後の最後まで上司が間に入って連絡のやり取りをした。 上司の過保護っぷりがわかる話がもう一つある。 ソンポ42さんは、部下を連れて行く手前、自分も最初の10分だけは参加しようと思う、と上司に連絡してきた。 それが上司は気に入らなかったらしい。 上「あのスケベやろうめ。お前は行かなくていいんだよ!」 そこで上司は一計。 ソンポ42さんを合コンに行かせないために、急遽同日の同時間にもう一つの飲み会をセッティングした。 上司とソンポ42さんのゴルフ仲間たちを集めたらしい。 「ゴルフ仲間で飲むから、お前はこっちに来いよ」と言う、ソンポ42さんに対する、無言の圧力らしい。 そこまでするか!! と、フイたん思った。 私「別にいいじゃないですかー。ソンポ42さんが来ても」 上「ダメ!あいつは結婚してるんだ。本当にスケベなやろうめ」 私「別にスケベ心じゃなくて、部下を放置するのがいやなんじゃないですか?そんなこと言うなら、『上司』さんも来ればいいじゃないですか」 上「え・・・。俺はいいよ(照)」 ん?まんざらでもなさそう? そんでもって結局。 ソンポ42さんの「部下の手前」の強情さに上司も折れることになり。 上司もソンポ42さんも最初の10分だけ参加することになった。 本当にどんな会になるんだろう。 こんな保護者同伴の合コン、初めてだ。 集団お見合いみたいじゃない? どんな相手が来るのかわからないし。 かと言って、上司の知り合い関係だけに、下手に失礼なことできない。 幹事としてこんなにやりづらい合コンがいまだかつてあっただろうか。 いや、ない。 おまけに前日に、ソンポ42さんからウチの会社にまで電話がきた。 上司に、女の子のメンツの年齢を聞きたかったみたいだ。 事前調査!? 露骨にお見合いっぽい!! 上「24から26歳。粒ぞろいだよ。はははは」 どこか自慢げな上司(確かに上司には私の友人の写メなどを見せて、かわいい友人ちゃんたちを私自身も自慢していたりした)。 そして上司は。 向こうの情報もきっちり聞き出したらしい。 電話が終わってから、以下のようなメモが回ってきた。 25W 28K 30M 38K 年齢と出身大学らしい。 ひーーーーーー! 「ご成婚目指して」というノボリが見えそう。 38あたりなんか、やばそうじゃない? 今回この合コンをするにあたり心に決めているのは。 一番ヤバげな人は、私が引き受けます、という心意気。 それぐらい責任感があるんです、幹事というのは。 下手な人を、私の友人たちには近づけられない。 そんな男前の決心をしていることを知らない上司は。 絶対「頑張って来い」とか「楽しんできてね」なんて言わない。 すぐにやる気を削ぐようなことを口にする。 上「損保なんか、女の人いっぱいいるよ」 上「みんな彼女くらいいるんじゃないか?」 どっちでもいいので、「はいはいっと~」なんて聞いていると。 少し悔しげな顔をする。 じゃあ、なんて言えば上司は満足するんだ!!? 「私、緊張します。『上司』さん、最後まで飲み会にいて下さい・・・」と言えば満足なのか!? 散々お世話になっておきながら、最後は少しキレそうになっちゃった。 本当に、思春期の娘を持ったお父さんになっているから。 そんなこんなで、合コン、スタートです。 ちなみに。 チューヤンはというと。 前日に電話がかかってきた。 「ウコンを飲むように。あまり周囲の人に迷惑をかけないように」 とのお達し。 えらい! ちゃんと成長してるじゃないか。 私の言いたいことは、本当に伝わったらしい。 ありがたす! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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