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1ヶ月ほど前、ローランのママからメールが入りました。
『2月26日神奈川県長谷でランチいかがですか。2年前に行きまして、直近の予約が2年後という、丁寧に造った和食を落ち着いた家でいただくんです。(原文)』 えっ?なになに?二年前に予約した時、一番近い日が二年後の2月26日だったってこと? なにそれ!って、ちょっと、ハテナマークにゃがら、グルメな人からのランチのお誘いですから、即、 『ありがとにゃん。是非是非ご一緒させてくださいにゃ』 と早速返信し今日を楽しみにしていました。 「二年前の予約をよく覚えていたね。」 と、道すがらローランのママに言ったら、カレンダーを変える度に印を更新していたんだとか。 そして、少し前に一緒に予約した友達と連絡をとり予約先と人数などの再確認もしてあるということでした。 ローランママさんも二年前に1回行っただけだから、駅からの道は覚えていないので、本日ご一緒する、そこの常連さんの湘南のお友達が長谷の駅で待っていてくれました。 長谷の駅前のメインストリートから1本入った裏道をまっすぐ歩いていくと、左手向こうに大仏様のお顔が見えますが、あたりは普通のおうちしかありません。 ついたところは、レストランでも料亭でもない閑静な住宅街の一軒のお宅でした。 超豪華なお屋敷というより、落ち着いた自分の暮らしを大事にして、丁寧に生活している心にゆとりのある方のお住まいと言った雰囲気のお宅です。 なんだか、お友達のそのまたお友達の家に見ず知らずながら、おじゃまさせて頂くことになったような気分で玄関でブーツをぬいで上がりました。 居間と応接間が開け放たれているのだと思いますが、ガラス戸越しにウッドデッキのあるお庭が見えるお部屋に4人分のテーブルセッティングがしてありました。 このおうちの女主人(オーナーシェフと言うべきかも)であり、今日のお料理を作ってくださる上品な奥様が感じよく出迎えてくださいました。 一緒に行った友達の友達はもう10年位前からここにきているという話ですが、一番近い次回の予約が二年後、三年後になるので、訪れた回数は4,5回だと言ってました。 ゆっくりとしたペースで次々と供されたお料理はどれも「なにこれ!」というような奇を衒ったものではないのですが、このようにして出して下さるには、さぞかし、丁寧にいろいろな心配りをしていらっしゃることだろうと思われるものばかりでした。 しっかりと存在感があるのに、さりげなくて、肩肘張らずにいただける、優しさに癒されるような味わいとでも言うのかしら。 初めてお会いした友達の友達の方々とも、楽しいおしゃべりをしながら3時間もゆっくりさせていただいちゃいました。 そして、その上、私にとってはにゃんとも嬉しいステキなおまけつきだったのです。 食べ初めてまもなく、窓ガラスの向こうに白猫さんが登場、目の前をゆったりと横切ってちょっと離れたウッドデッキ上のテーブルのそばにくつろぎポーズで落ち着いてしまいました。 ![]() ちょっと眠いのかにゃ? 白猫さんもこっちを気にするような、しないようにゃ。 猫ってその時々の快適な場所を見つける名人ですから、いつもそんな感じでこちらのお庭で自由にくつろいでいるんだろうなと思われます。 口では美味しいものを戴きながら(勿論、お料理は目でも楽しませて戴きますが)、目はガラス越しながら大好物の猫をめでられると言う、にゃんとも言えない贅沢を味わったわけです。 しかも、途中でなんとなく目が合った気がしたので、手招きをしてみたら、すくっと立ち上がって、こちらを目指して歩いてくるじゃありませんか! ![]() 私から一番近いガラスの向こうにくっつくばかりの近くまで来てくれて、そこにずっといてくれました。 物ほしそうな様子もしないまま、しばらくいて、その後、ふっと最初に現れた方へと戻って姿を消してしまいした。 「窓を開けて、何か上げられるわけでも、ナデナデしてあげるわけでもないのに、手招きなんかしちゃってごめんね。」 帰りがけに奥様に猫のことを伺ったら、ノラちゃんにいつもご飯をあげているんだとか。白いこは人に慣れているけど、もう一匹慣れていないこもいるんだそうです。 なんてすてきな猫付きランチだったこと! 次回の予約をしようと、一番近い空いている日を伺ってみたら、12月ですって!、今年じゃなくて、来年のね。 生きていたら、2015年の12月にまたここで会いましょうねって、冗談を言いながら約束をして帰ってきました。 (お料理画像はこちらにアップしました。) 2年後も白ちゃんに会えますように。・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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