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SFですよね。
千年くらい先の未来だし、 「呪力」というものの起こりは念動力ということなので。 作者の執拗なまでのディテールに凝った設定と描写に どっぷりとつき合って まだ続くのかい、この戦いとおいかけっこは・・・という感じで 気が抜けなくて けっこう疲れました。 この世界の生き物たちの描写を読んでいると これでもかというくらいの人間の醜さを感じます。 その中で、突出した呪力があるというわけでもないけれど、 何を知ってもぶれない主人公のおかげで 希望がつながっていると思えてよかったです。 石田衣良さんも 未来を描いた小説『ブルータワー』を書いていましたが(その感想はこちら) やはり今の人間世界は一度崩壊するのかしら・・・なんてね 心の強さ 想像力 その有り様を考えました。 ところでこの新世界では「夫婦別姓」 そんなところに反応している読者でした。 分厚い本2冊ですが 興味を持たれた方は ↓クリックをよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.18 10:12:04
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