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カテゴリ:うんちく話
ほりほりです。
先日のおでん談義の際に、満腹亭さんからお借りした 「魚河岸三代目・13巻 築地のおでん」という漫画に 以下のような記述がありました。 ------------------------ 1.おでんは、コンニャクや豆腐を串に刺して焼いたものに 味噌をつけて食べる「田楽」から発祥したらしい。 2.やがて、味噌で煮込むようになり、江戸末期の醤油の発明により、 醤油味の濃いだし汁で煮られるようになった。 ※当時は屋台で売られたり、茶店で出だされるファーストフードだった。 3.これが関西に伝わって「関東煮・かんとだき」や 「関東炊き・かんとうだき」と呼ばれるようになった。 4.その後、江戸ではおでんは、すたれてしまったが、 関西では、昆布でだしをとった薄味のものにしたり 独自のネタを入れたりと、様々な工夫をして人々に親しまれていた。 5.1923年(大正12年)の関東大震災の際に、関西のボランティアが 関西風のおでんを振る舞い、その後、東京もおでんが復活したが、 濃い醤油味ではなく、昆布だしに薄味の関西風が主流となった。 逆に関西のおでんの老舗の中には、 伝わった頃の濃い醤油味だったりする場合がある。 ------------------------ ![]() なるほど、これを読むと 関東煮に「濃い醤油味」のものと「昆布だしの薄味」の 2種類が存在する理由が良く分かるような気がします。 ところが、ネットで検索していくと ------------------------ ・「関東煮」ではなく「広東炊き」だという説。 ・その昔、関東煮という呼び名は、タコを丸ごと煮る料理を指したという。 (1700年代の文献に「蛸のかんとふ煮」という物が登場) おでんよりも先に「かんとふ煮」という料理が存在していた。 ・「おでん」と「かんとだき」は別物。「かんとだき」は今と同じだが 「おでん」はこんにゃくと団子をそれぞれくしに刺したものを 鍋で暖めて甘い味噌をつけていた。 ・大阪は「おでん」は甘味噌、「関東煮」は洋からしとをつけていた。 ------------------------ などなど 面白い記述を見つけることが出来ました。 なかなか「おでん」の世界も奥が深そうですネ。(^^ 以下のサイトはなかなか面白いと思います。 ■おでん博物館 http://www.odengaku.net/ ■おでん(MORNING CLOUD・食らうど!) http://homepage3.nifty.com/morning-cloud/page014.html ■関東煮VSおでん(ああ書けばこう喰う) http://3bayashi.com/nikkei/furusato/kantodaki/top.htm ■おでんではなく、あくまで「かんとだき」(大阪観光案内) http://www.tourism.city.osaka.jp/ja/taberu/taberu_data/tabe_data09.html (ほりほり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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