|
カテゴリ:サキのあゆみ
おはようございます
いつもご訪問、コメントをありがとうございます♪ 娘のサキ(小6)は、この一週間とても情緒不安定でした。 いよいよ中学の入学が迫ってきたからです。 先週の日曜日に制服を買いに行く約束をしたことで、「中学へ行く」ということが彼女の中でようやく「現実のこと」として捉えられるようになったのでしょう。 「ママ、怖いよー! 何もかもが不安だよー」 サキがあまりに号泣するので、結局、制服は買えませんでした。 この一週間、サキは学校の話題が出るたびに泣いていました。 「サキ、どんなことが心配なの?」 「朝、ちゃんと起きて学校へ行けるか?とか、 授業中に先生にあてられたら?とか、 勉強が全然わからなかったら?とか、 みんなはサキを見て何て言うかな?とか…」 「そっか~。 そうだよね。いろいろ考えちゃうと怖くなっちゃうよね」 「やっぱり(中学へ)行けないかもしれない。 でもねママ、サキは(同じ小学校の)みんなのことが嫌いなわけじゃないんだよ~」 「うんうん、わかるよ。 サキはいつもそう言ってるもんね」 (ふぅ~っ。 約一年半、小学校へ行っていなかったサキ。 やっぱり、いきなり普通の中学へ通うというのは、大変すぎるんじゃないかな?) 現在娘が通っている適応指導教室の先生に相談したところ、 「やっぱりサキちゃんは、H中学の相談指導学級へ進む方が負担が少ないのでは?」 という答えでした。 ”相談指導学級”というのは、市内の中学の中で1校だけに設置されている軽度発達障害児などを対象とした学級。 学習プログラムや登校時間などが、それぞれのペースに合わせて組んでいただけるらしく、今通っている”いずみ”(適応指導教室)との併用(例えば朝は中学、午後からは”いずみ”など)も可能だということ。 私も、そちらの方がサキ自身が楽に通えるような気がしました。 でも、サキはやっぱり「そこへは行かない」と言います。「学区内の中学へ行きたい」のだそうです。 (そんなに不安なのに、どうして?) 「サキはね、(同じ小学校だった)みんなと一緒がいいんだよ」 目に涙を浮かべながらも、そこだけはキッパリと言い切る娘。 「よしっ、わかったよ♪ じゃ、その中学の制服を買おう! それから、一番心配な勉強は、ママと一緒にやろう! (これでも私、結婚するまでは学習塾の先生でした。子どもに勉強を教えるのは好きなんです♪) まだ時間はあるから。 焦らないで、一つずつ心配を解決していこう!」 「あのね、サキは(字を書くのが苦手だから)鉛筆を持って勉強するのは嫌い。 でも大好きなパソコンでやるんだったら、できるような気がするんだよ。 ママ、パソコンを使って勉強できないの?」 (そっか そういえば”インターネット学習”っていうのがあったよね?) 私は早速、検索をしてインターネットの通信学習のプログラムを見つけました。 「サキ、こっちに来て見てごらん♪」 ところがサキは、小さい字がぎっしりだと読めなくなります。 (正しくは、”読む気がなくなる”のです) イラストなどが入っていて、文字が大きめのものじゃないとダメなのです。 小学生のプログラムならともかく、中学生ともなるとなかなかそういうものはありませんね。 ひとつだけ、サキは「可愛くない」と言うキャラクターが入った、ちょっと楽しそうなページが見つかりました。小1まで、どこに戻ってやっても良いようなので、安心した様子です。 そこで”3日間の体験学習”に申し込みをしました。 「サキ、ちょっと1年生の算数あたりから試してみたら?」 案の定、とても楽しくクリアして、コインをゲットすることができました。 「ママ、こういう”おまけ”つきっていうのが、嬉しいね」 ようやく笑顔になったサキが次にやりたがったのは… 英語!!! 「英語って、まだ何も(やってないじゃん?)…」 「サキ、英語をやりたい!」 あまりにやりたがるので、私がそばで教えることに。 昨日は最初の単語学習のページをやってみました。 「私は、私が」って、これは「アイ」だよ。 わかった! サキが入力したのは「i」 「あなたは、あなたが」は「ユー」 サキは得意顔で「u」と入れます。 聞こえたままをローマ字入力しているようです。 これは、多くの子たちが最初によくやりますよね。 「彼は、彼が」は「ヒー」だね。 サキが打ったのは「hi-」 (あはは♪ご丁寧に伸ばす記号までつけてる!笑) 一番爆笑したのは、 「私たちは、私たちが」は「ウィー」だよ。 と言ったとたん、パッと瞳を輝かせ、 「ママ、これはわかる!」と、得意顔で「wii」と入れたのでした。 「おお~っ、最新のゲームだ!ちゃんと覚えてるじゃん♪さすがはサキだね。これはこれで、大当たりだよ☆ でも”私たちは”っていう意味の”ウィー”には、別の単語があるんだよ」 国名のところでは、 「日本はジャパン」 と言うと、 「お~っ、オリンピックみたいだね☆」 「アメリカ合衆国はアメリカ」 「そのまんまじゃん。笑」 と言いながら、どちらも正しく入力していきました。 (こういうコメントが、サキらしくて楽しい♪) 「へぇ~っ、たいしたもんだね。 ママが中1のときには、学校で習うまでこういう単語は何一つ知らなかったよ」 更に、 「姉(妹)って?わかんない」 と言うサキに、 「え?いつもヒッポの自己紹介で、ヒデキ(小3)が言ってるじゃん。 My family members are my dad, my mom, my older…」 「シスター… あ、わかった!シスターでしょ?」 ヒッポでは読み書き学習はまったくしていないし、サキもヒデキも一言一句を理解して言っているわけではないようですが、こうして耳から繰り返し聞こえてくる音は、塊で入っているようです。 「すごいじゃん♪ そう、シスターはね、sisterって書くんだよ」 午後から私が仕事へ出かけている間、サキは低学年からの社会や理科の勉強もして、私が帰宅したときには、コインが13枚になっていました。 サキが勉強に意欲を見せたのは、本当に1年ぶりです。 インターネット学習 サキが「これならできる!」と思える方法と出会えて、少しホッとしている私です。 そこで、みなさんにお願いです。 どなたか、中学生のインターネット学習で、可愛いイラストが入っていて、文字が大きめのものをご存知ないでしょうか? もしもご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださると嬉しいです☆ どうぞよろしくお願いいたします♪ 今日サキは、午後から小学校のお友だちSちゃんと会う約束をしています。昨夜、Sちゃんと一緒に食べるクッキーを一人で焼いていました。 サキが学校へ行けない間も、定期的に電話やメールで連絡をくれるお友だち(3~4名)がいてくれること、本当にありがたいと思います。(みんな、本当にありがとう) (サキ、楽しんでおいで♪ Sちゃんと、毎日一緒に中学へ通えるようになるといいね☆) サキは、「3歩進んで2歩下がる」の繰り返しです。 でも、それでいいじゃん♪と、私は思います。 だってほら、ちゃんと1歩ずつ進んでいるもんね 2歩下がるたびに流す涙も、また次の1歩を踏み出すための心の力になっているような気がします。 散歩をしていると、どこからか風が沈丁花の香りを運んできます。春はもうすぐそこまで来ているようです。 みなさん、どうぞ素敵な週末を ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[サキのあゆみ] カテゴリの最新記事
|