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カテゴリ:サキのあゆみ
みなさん、おはようございます
いつもご訪問ありがとうございます アニメフェアで5日間、仕事をお休みしていたツケがまわってきていて、またなかなかみなさんのところへお邪魔できずにいました。 ごめんなさい なるべく日記の更新だけはしたいと思っているのですが… 今日は、いよいよ中学校の入学式を明日に控えた娘サキ(小6)について書いておきたいと思います。 サキが入学するH中学。 支援学級の担任の先生(快活でとても優しい印象のベテラン女性)と面談をしました。 その日サキはこれまで通っていた適応指導教室の卒業旅行のためいなかったので、私は一人で留守番をしたくない息子のヒデキ(9歳)を連れて行きました。 通された部屋は、6畳間くらいの和室。 真ん中に生徒用の机とイスが4組ほどくっつけて置かれていました。 私と先生がそこに座って話をする間、ヒデキは部屋の隅に座って持って行ったゲームをしながら待っています。 ・授業は普通学級で受けたいかどうか? ・勉強の進め方はどうして欲しいか?(各教科について) ・定期テストはどんなものが良いか? ・お弁当の時間はどこで食べるか? ・入学式はどんな風に参列するか? (籍のある普通学級に並べるかどうか?) …… 先生は、サキの発育の経過を見てきた私から、娘の特性ひとつひとつを丁寧に引き出し、本人がなるべく楽しく学校へ通えるように一緒に考えてくださいます。 これまで通っていた適応指導教室の担任S先生からも、サキの各教科の理解の程度について細かく引き継ぎがされていて、 「S先生は、サキさんは才能豊かなお子さんなので、中学でもできるだけそこを伸ばしてあげて欲しい、と仰っていました」 と聞いたときには、S先生にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。 そんな中、私が気になっていたのは… 「ヒデキに話がすべて聞こえているかもしれない」 ということでした。 例えば漢字の話になったときに、 「小1の漢字は大丈夫ですが、小2の漢字になると間違えるものが出てきます」 算数では、 「かけ算の九九も完全に覚えきれなくて、特に7,8,9の段は苦手なようです」 と言いながら、どうしても声が小さくなってしまいます。 もしもヒデキが、 (お姉ちゃん、頭悪いんじゃないの? オレだって、それくらい簡単にできるのに…) などと思ってしまったら? ケンカしたときに、怒りにまかせて 「なんだよ漢字も九九もできないくせに!」 と、バカにするようなことでも言ってしまったら? 先生と話しながら、 (帰りにLDについてヒデキにちゃんと話しておこう) と思う私でした。 部活の話では、 「娘は空間認知が弱く、運動はとても苦手なのですが、何故かテニスだけは大好きです もちろん上手には出来ないのですが楽しいそうで、部活動もテニス部を希望しているのですが、体力的にも睡眠時間のズレからも、体育会系の部活動はキツイのでは?と思うのですが…」 と、相談してみると、 「確かにテニス部の練習はとてもハードですね。 でも、実は私、テニス部の顧問をしているので、支援学級の体育のときにはよくテニスをするんですよ」 「えっ?先生がテニス部の? じゃ、テニス部に入らなくても、ときどきはテニスができるんですね (よかったね、サキ!)」 「あと、アニメやドラマの”のだめカンタービレ”というのを見て以来、楽器(フルート)に興味を持ち始め、吹奏楽部にも興味があるようですが、 楽譜もまったく読めないし、リコーダーも苦手なようだったので、それも正直厳しいかな?と思っているのですが…」 「そうですね~、うちの吹奏楽部は部員が100名くらいいるような大きな部なので、楽器はもう争奪戦のような状態です。 でも、支援学級に関わる教師たちの中に、音楽教師がいて、フルートを吹く先生なんです。 だからもしも本当にフルートを吹いてみたいなら、授業の中でそのチャンスも作れると思いますよ」 「あと、絵を描くのが好きなので”美術部はどう?”と尋ねてみたのですが、 ”絵の具の絵や、油絵なんかをやるんでしょ? サキは週に一回、パステル画のアトリエに通っているからいい。 それに今一番描きたい絵は、アニメのイラストみたいなのばっかりだし…” という答えだったんです」 と言うと、 「美術部の部室は、ちょうどこの建物の上の階なんですよ。 絵の好きな子が集まっていますが、中にはサキさんのように漫画が好きで、イラストばかり描いている生徒もいますから、いつでも覗いてみたらいかかでしょう」 …サキのやりたいこと、興味のあることが、ちゃんと出来るような環境が整っていることにすっかり嬉しくなった私。 最後に一番心配している睡眠時間のズレ、登校時間について話しました。 「娘は夜中の1時半頃寝て、10時前ころ起きるのが今の基本の睡眠リズムです。 これまでの経験から、恐らく入学当時は張り切って早起きして通うと思うのですが、そこであまり頑張りすぎると、熱を出したり、一週間くらい寝込んでしまうようなことになるような気がします。 もしも睡眠時間が本人にとって無理のない時間帯に戻ってしまい、私が寝ている娘を残して仕事に出かけなければいけない場合、ちゃんと起きて行けるかどうかが心配なのですが」 と相談すると、先生は 「そういう場合は、私が目覚まし時計代わりにサキさんの携帯に直接何度も電話して、起こしてみましょう♪ お母さんには、携帯メールで連絡します」 と言ってくださり、互いの携帯番号やメルアドを交換するため、すぐに携帯を取りに行ってくださいました。 私が不安に思っていたことがその場でひとつひとつ解決していくようで、気分はスッキリしていきます。 先生が部屋を出られたそのとき、 「ママ」 と、ゲームをしていたヒデキが、突然顔をあげました。 「なあに?」 「お姉ちゃん、良かったね」 やっぱり、話はすべて聞こえていたようです。 先生とのやりとりを通して、私の声がどんどん明るくなっていくのを敏感に感じ取ってくれたのか、話の内容からそう感じたのかはわかりませんが、ニッコリ笑ってそう言ってくれたヒデキを見て、 (ヒデキはちゃんとわかっているんだ) と、嬉しい驚きを感じました。 帰ってからすべてをサキに報告すると、サキも期待でいっぱいの目で聞いていました。 「それからね、サキのこと、楽しみに待っているって! サキはキャラクターデザインが得意でしょ? そういうキャラクターを使って、行事のしおりやプログラムを作ったりするんだって!」 「ほんと? サキ、学校が楽しみだよ♪」 自分の得意なことでみんなに喜んでもらえると思うと、意欲も湧いてくるようです。 最後まで進学先が決まらず、すべり込みで申し込みをした中学の制服も何とか入学式に間に合って、先日出来上がりました。 通学バッグ、スニーカー、お弁当箱、筆箱、財布… 入学用品も買い揃えると、サキは一週間も前から、自分でそれをきちんと並べて準備しています。 昨夜も深夜1時すぎに帰宅した主人。 どうしても仕事が休めず、入学式に行けないことを気にしていたパパに、サキは一足早く制服姿をお披露目しました。 「おお、似合うな」 普段から無口な主人なのでサキにかけたことばはたったの一言でしたが、その顔は、やっぱりとても嬉しそうでした。 「ママ、学校なんて久しぶりだから、なんか懐かしいみたい。 あ~~、ドキドキするけど楽しみだなぁ」 サキは、いよいよ明日から中学生です。 どうか良いお天気に恵まれますように ひなたまさみ 娘サキ(小6)の絵本『メロンパンの一日』が、オンラインゲームになりました。触って、動く絵本、ほのぼのとしたストーリーの読み聞かせゲームです。現在、フリーで公開中!ぜひ、見てやってくださいね。 (ゲームのやり方がわからない方は「メロンパンの一日のすすめかた」を参考に、素敵なエンディングの曲までたどり着いてくださいね~!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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