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テーマ:小学生ママの日記(28656)
カテゴリ:ヒデキのあゆみ
先日、映画インディ・ジョーンズをテレビでちらっと観たヒデキ(小5)。
ものすごく観たいんだけど… 怖いっ やっぱり観たい でも… ダメだ、怖すぎる …結局気になりつつ、途中で諦めてしまいました。 そしてその翌日。 「ママ、あれ、続きどうなった?」 「いきなり何? あれって?」 「だから、ほら、映画だよ。 ♪タ~~ラン タ~~ラン タ~~ランタ~~ランタ~~ランタ~~ラン タ~ランタ~ランタ~ランタ~ラン♪ キャーーーーーーー!!!!!」 「それはジョーズでしょ? ヒデキが言ってるのは、インディ・ジョーンズのことじゃないの?」 「えっ? もういっかい言って」 「だから~~、 インディ・ジョーンズ でしょ?」 「あ~~~、 坊主が屏風に じょーーんずに 坊主の…」 はははは まったくね。 相変わらず、天然ボケだか、お笑いのセンスがあるのか、よくわからない息子。 そんなヒデキとの昨日の朝のやりとりです。 「ヒデキ、ご飯食べたら、歯磨きと顔ね~。 もうそろそろ行く時間だよ~」 私が布団をあげていると、ヒデキがトボトボと歩いてきました。 「ママぁ…」 今にも泣き出しそうな顔で、ヒデキが抱きついてきます。 「ど、どうしたの? 具合でも悪いの?」 ヒデキに出した朝ごはん。 ほとんど食べていませんでした。 (ヒデキの体調を知る一番のバロメーターになるのは“食欲”なんです。笑) マズイっ まさか、学校休みたい? 「どこか痛いの? しんどいの?」 ヒデキは私に抱きついたまま、ポロポロと大粒の涙を流し始めます。 (ううっ、なんなんだこの展開は!? これはいよいよマズイぞ~~) 「ヒデキ、風邪ひいちゃったの? 頭が痛いの?」 黙ってうなずくヒデキ。 「わかった。 じゃ、ちょっと熱測ってみようか?」 ピピッ、ピピッ♪ 「はい、ヒデキ。 36.2度。 ぜ~~んぜん、まったく熱はないですよ。 でも、頭が痛いんだね?」 「うん。 それにね、喉も痛いの ゴホッ、ゴホッ」 この世で一番可哀想な少年は、ご丁寧に咳まで披露してくれます。 「そっかぁ~~、可哀想だね~~」 と言いつつ、母は時計をチェック。 自分が仕事に出るまでの時間と、息子が集団登校に間に合うために残された時間を素早く計算します。 まず、熱はないし、それほど体調が悪いようには見えないから、 欠席はしない。 残された可能性は、 集団登校で歩いて行かせるか?、 あとで車で送って行くか? 無理をすれば、送って行っても仕事に間に合います。 実際、これまでも柔道で足の捻挫をしたときや気管支炎で辛そうなときに、車で送ることがありました。 ヒデキはどうやらこのまま可哀想な少年を演じつづけ「送ってもらいたい」と思っているようです。 (でもなぁ~~、 今日はそのレベルじゃないなぁ… 頑張れば行けるし、この程度なら甘えないで歩いて行ってもらわないとね) そして、集団登校の集合まであと2分になったとき… 「ヒデキ いつまでそうやってグズグズしてるの? 熱もないんだし、いいかげん シャキッとしなさい もう集合の時間じゃないの ほらっ、さっさと行きなさいっ」 突然スイッチが入る私。 売り言葉に買い言葉で、負けじとスイッチを入れる息子。 「なんだよ、このクソババアが うっせーーんだよ」 送ってもらう作戦が失敗したとわかり、とたんに怒りの反撃に出ます。 「ほら、帽子をかぶっていきなよ 今日は暑くなるってよ」 「は? そんなもん、いらねぇーーーし そんなクソ帽子なんか、誰がかぶるか」 「はいはい、そんな坊主頭で直射日光浴びて、 日射病になりたいなら、勝手にしなさいっ」 一瞬にして、修復不可能なバトルへと展開。 (おいおい、世界で一番可哀想な少年はどこ行った? さっきまであんなにしおらしく流してたあの涙は? まだ、ほっぺに残ってるんじゃないの? どんだけ切り替えが早いんだよ?) あ、それは私も同じでした。笑 でもね、どんなに激しいケンカになっても、一応最後の見送りのときだけは、笑顔で送り出すことだけは決めているんですよ。 万が一 ってこともあるかもしれませんからね。 私かヒデキが、その日無事に家に帰れないことがあるかもしれない。 だから、私は慌ててまた別のスイッチに入れなおし、 「よしっ、ヒデキ、えらいぞ~~ それでこそ男だ!!! 気をつけて行ってくるんだよ~~♪ 今日も一日、楽しんできてね~~ 行ってらっしゃーーーーーい!!!」 「うっせーーー クソババア」 「はいはい、クソババアで結構ですよ~~ 行ってらっしゃーーーい」 「うっぜーーんだよ クソババア」 バタン。 ふぅーーーーっ。 ああ、疲れた なんで、普通に行ってくれないんだろ? あれ?たった今気づいたんですけど、 それは、私のせい?ですね?笑 ふと目が合った娘(中2)の呆れた顔には、 「まったく。 朝からよくやるよ」 と書いてありました。 その後、私は仕事へ行く前に学校へ電話を入れ、 「朝、少し体調が悪く、食欲もないようでしたが、熱もないので風邪薬を飲ませて登校させました。 途中、具合が悪くなるようでしたら連絡ください」 と伝えておきました。 「最後にとってつけたように明るく見送るってのが、余計に腹が立つんだよね~」 と言うのは娘。 「最後に笑顔で見送ってもらえると、気まずくても帰りやすいと思いますよ」 と言ってくれたのは職場のMさん。 出る間際にこういうケンカをした日は、帰るとすぐにヒデキは、 「ママ、ごめんなさい」 と言います。 で、私の方は朝のことなどすっかり忘れているので、 また、学校で何かやらかしたのか? と、焦ってしまいます。 いつもそうです。 きっと、帰り道、家が近づくにつれ、朝のことを思い出して (謝らなきゃ) って思うんでしょうね。 結局、昨日のヒデキは、学校へ着いてからは元気いっぱいだったようで、帰宅すると何人ものお友だちが家に来ていました。 みんなが帰ったあと、ヒデキはすかさず寄ってきて、 「ママ、朝はいっぱいクソババア言って、ごめんね」 「ほんとだよ! 朝っぱらから何回クソババアって言ったと思ってんの? ま、元気そうでよかったよ」 朝はね、気分良く出たいし、見送りたいんですけど、 どうもうちではドタバタしたり、バトルになったりすることが多いような気がします。 いったいいつまで続くのやら? みなさんも、今日も一日、いっぱい笑顔で過ごしてくださいね♪ ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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