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テーマ:同居は嫌ですか?(1161)
カテゴリ:ひねもすにんげん観察
なんでもかんでもお笑いにしたらアカンやろうと思うけど、一緒に生活
してると『笑い』はあるし、それが障碍からくるものでも罪はないと 思う。 ちょっと昔話。 ひねもすが高校生の頃、認知症になって(当時はぼけ老人といわれてた) 病院から追い出された父方の祖母と暮らした期間がある。 なかなか、大変な毎日でした。 用水路で水浴びしようとするし、夜中に徘徊するし、もちろん下の方も オムツをあてていたけど今より性能は悪かったし。 そんなある日。 夜中の徘徊を防ぐために、昼に散歩に連れ出してといわれたひねもす。 ばあちゃんと近所をウロウロ歩いてた。 ぽかぽか陽気で気持ちの良い日。 ばあちゃんが何やら話しかけてくる。 ばあちゃん「お前んちはええなあ~」 ひねもす「え?なにがあ?」 ばあちゃん「ええ家で、車があって。」 ひねもす「あーそやなー」 ばあちゃん「犬がおって、牛がおって」 ひねもす「牛!?牛はおらんでー?」(心中爆笑) ばあちゃん「あーそうやったかー」 しばらく歩く。するとまた、 ばあちゃん「お前んちはええなあ~」「ええ家で、車があって。」 「犬がおって、牛がおって」 ひねもす「うーん、牛はおらんでぇ。」(この時腹の皮がよじれそう) で、またしばらく歩くと、 ばあちゃん「お前んちはええなあ~」 「ええ家で、車があって。」 「犬がおって、牛がおって」 えんえんとばあちゃんはこの「犬がおって、牛がおって」を散歩が終わる まで繰り返し言いつづけ、ひねもすもえんえんと「うーん、牛はおらんでぇ。」 と答え続けたのですが、家に着いてばあちゃんのひと言。 「牛は・・・おらんなあ~(*・_・*)」 (いや、そやしずっと言うてたやん!) で、家族で晩ごはん時にこの話を言うと家族中で大笑い。 昔ばあちゃんがうらやましい家には牛がいたのか?とか推測したり。 笑いももちろんあるんやけど。 父方の親戚はイヤな顔してた。この話を聞いて。で、 「まあ、ひねもすも大変やろうけど・・・」 という感想。なんか違うと思うねんけどな。 『笑う』ことが全部ええ事ではないけど、笑てもええんちゃうの?って 思うこともあるよなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.01 09:49:28
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