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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2007.02.09
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カテゴリ:ヒラカワの日常
リナックスカフェの秋葉原長屋に入居されている
「実現屋」の社長が、朝突然オフィスにやってきた。
この社長は、某大手広告代理店の役職であった方であるが
独立して一匹狼となって次々に面白い仕掛けをしている。
「これ、プレゼントしますよ」
といって、ご持参いただいたのが
『劇場予告編でつづる映画音楽大全集101』という
全八巻のビデオボックスである。

その社長が、プロデューサとして制作協力している。
歴史上のアメリカ映画の日本未公開予告編に
音楽をのせたもので、
なかなか見ごたえ、聴きごたえがある。

『カサブランカ』が劈頭を飾る。当然だね。
例の、「時の過ぎゆくままに」である。
この時代、誰もが煙草をくゆらせていたな。
以下三十年代といえばフレッド・アステアである。
『空中レビュー時代』『有頂天時代』の
フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの
ダンスの凄いのなんのって。

流麗といってもいいほどに、よどみがなく美しい曲線を描く。
凄い凄いと聞いてはいたが、これほどだとは
思わなんだ。
勉強になる。(勉強してないが)
『踊るニューヨーク』とくれば「ビギン・ザ・ビギン」
これもフレッド・アステア。
そのほか、
『アメリカ交響楽』『逢びき』『ラブ・レター』『ブルースの誕生』
『哀愁』と続く。
第一巻だけでも、これだけある。

これを見ていると古きよきアメリカがよく判る。
アメリカの実態ということではなく、
平均的なアメリカ人が何を望んでいたかがよく判るという意味である。
ひと言で言えばそれはダンスである。
そこには痺れるような陶酔と熱狂、華やかな舞台。優雅な生活がある。
夢が輝いている分だけ、現実の影は濃かったのかもしれない。
三十年代のアメリカとは、禁酒法の時代であり、大恐慌の時代であった。
それでも、産業資本主義が、高度化して行くプロセスで
明日は今日よりは確実に良くなるという成長期の希望が充溢した時代でもあった。
この辺りから持てる国、アメリカは大量消費の時代に入っていったのである。

ラジオカフェの方は、順調に作業が進んでいる。
関係者からのメッセージも続々と届きだした。
「官能的な媒体」とは小池昌代さんの言葉。
さすがに、詩人は言葉の手触りから、はっとするような感覚を手繰り寄せてくる。
講釈師の神田茜師匠は、
なんと、漫画をつくってくれた。
せつない話の巫女である、茜さんならではのせつない漫画である。
是非、ごらんいただきたい。
http://www.radio-cafe.co.jp/messages/





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最終更新日  2007.02.09 14:08:18
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