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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2007.02.18
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カテゴリ:ヒラカワの日常
告知:明日(火曜日、こんなのをやります。残席多数あるようです。)

立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 公開シンポジウム

ビジネスクリエーターとは何か
~起業と拝金主義の混乱から学ぶもの~
現役のベンチャー起業プレーヤーが、真のアントレプレナー資質を語ります!

日時 2007年2月20日(火)18:30~21:00 参加無料
会場 立教大学池袋キャンパス 11号館 地下AB01教室 キャンパスマップはこちら
主催 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 ビジネスクリエーター養成プログラム
共催 巣鴨信用金庫
パネリスト 四宮 玄介 氏/株式会社エグゼコミュニケーションズ代表取締役 
 10代で起業。実務に立脚した辛口批評で知られるベンチャー経営のロジカリスト。
 四宮さんのブログはこちら
平川 克美 氏/株式会社リナックスカフェ代表取締役社長
 米国輸入型のベンチャー経営を痛烈批判する若手ベンチャー経営の草分け。
 平川さんのブログはこちら
山田 新太郎 氏/ウノウ株式会社代表取締役
 楽天フリマオークション立ち上げ等を経験。「76世代」のひとり。
 山田さんのブログはこちら
高柳 寛樹 氏/株式会社ウェブインパクト代表取締役社長
 立教大学院修士課程在学中に創業。活発な執筆・講演活動を展開。
 高柳さんのブログはこちら
太田 将 氏/株式会社アセントパートナーズ代表取締役 マネージングパートナー
 監査業務やベンチャーキャピタルに従事。NPO法人ベンチャーサポート機構理事。
●司会:亀川 雅人(立教大学大学院ビジネスデザイン研究科委員長・教授

申込方法 郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・職業を明記の上、
立教大学 IBC事務局までEメール(ibc@grp.rikkyo.ne.jp)にて お申込みください。
応募者多数の場合には抽選とさせていただきます。


白髭橋の会社の
中期事業計画策定合宿で、
雨の中の晴海グランドホテルに向かう。
一泊二日のマラソン会議である。
おりしも、今日は東京マラソンで、
ランナーはさぞや寒いことだろうと思う。
俺も長い会議は寒いのである。
朝の十時から夜の七時まで、
途中の昼休みを挟んで八時間の会議であった。
俺もちゃんと仕事をしているのである。
いや、会議は仕事とはいえないか。

ほとんどが、数字の積み上げに費やされた格好だが、
会議の中には幾度か、
皆がエキサイトする瞬間があった。
会社の方針を巡っての意見の微妙な食い違いが
あったからである。
ただ、数字を積み上げるだけの会議は
退屈極まりないものだが、
白熱する議論のところだけは、目が覚める。

会議の内容の委細はここには書けないのだが、
言葉というものが
往々にして、自分を守る甲冑のように
ただ自説を証明するためにだけ用いられる場合がある。
いや、ほとんどの場合、議論とはそのようなものである。
そして、ほとんどの場合、自分が本当に自説を
信じきれるかどうかということには、
興味が振り向けられることはない。

言葉は誰かに向けて何かを語りかけるものかもしれないが、
語りかけているのは、「わたし」ではないのである。
それは「わたし」の背後から、「こう言え」と囁くものの声であったり、
「わたし」の前面に立って「わたし」を隠蔽しているものであったりする。
固執する言葉が守っているのは「わたし」ではなく、
「わたし」から微妙にずれたところにいる「わたし」の影でしかない。
そう思ってみれば、自説に固執することが
ほとんど無意味な努力であることがわかる。
しかし、往々にしてひとはその無意味な努力から自由になれない。
「わたし」を隠蔽している言葉は、
「わたし」がそれに固執することで逆に「わたし」をあらわにしてしまう。
あらわになっている「わたし」は、
誰からもよく見えているのだが、
残念なことに「わたし」からだけは見えないのである。

なんてことを、つらつら考えながら
シャワーを浴び、歯を磨き、酔い覚ましの小便をする。
カーテンを開けると
晴海の運河の向こうには、
格子模様に、赤や黄色の明かりを点したビルが林立している。
まるで、モンドリアンの絵のようである。





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最終更新日  2007.02.19 11:40:13
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