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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2007.03.02
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カテゴリ:ヒラカワの日常
銀座のラジオ関西スタジオで
『ラジオの街で逢いましょう』の収録。
初パーソナリティーであったが、
まあ、いつもの調子だ。
ゲストは、柳家小ゑん師匠と
『花は志ん朝』の演芸研究家大友浩さん。

師匠の独特の物語的世界の
源泉がどこいらあたりにあるのかを
聞き出したかったのだが、
話が面白すぎて、笑っているうちに
第一回放送分は終わってしまった。
2007年は映画出演目白押しの
アシスタントの女優、浜菜みやこちゃんが
うまくアシストしてくれて、
何とか番組になったのではないかと思う。
それにしても、キューが出たとたんに
スイッチが入っちゃうのがプロの芸人なのだと
奇妙なところで感心する。

こっちは、キューがあろうがなかろうが、
いつもの脱力したヒラカワである。
二人のプロの間で、
間抜けなおやじが、痙攣している構図である。

「人間はストーリーを追うものだ」とは
師匠の名言である。
なるほど、誰もが話し手の少し先を追うようにして
聞いている。
そこに、話と聞き手の微妙なずれができる。
この微妙なギャップが面白さを生み出す。
大きすぎてもピンとこないし、小さすぎても眠くなる。
放送は4月3日の24:30。
関西地区以外の方には、
ラジオカフェのサイトでストリーミングで放送する。

第2回、翌火曜日放送分の大友浩さんとの収録では
こっちも、かなり落ち着いてきて、
横丁の縄のれんで
ぼそぼそと、
芸談をしているような心持であった。
温いお湯に浸かっているようで、実に気持ちがよい。
なるほど、これが対談の名手の技なのか。
大友さんは
誰もが認める聞き手の名手である。
ほとんどの場合、
俺たちはダイアローグにおいてさえ
相手の話を聞いてはいない。
目の前の聞き手の名手に、その要諦をうかがえば
「相手の話をよく聞くこと」と
至極あたりまえのようで、玄妙なる答えが返ってきた。
そして、相手を尊敬することと付け加えた。
なるほど、
リスペクトして聞くということか。
やっているようで、ほとんどの人はやっていないことだ。
聞くことの奥の深さ。

話し上手になろうなんて思わない方がいいのである。





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最終更新日  2007.03.02 20:50:59
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