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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2007.03.04
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カテゴリ:ヒラカワの日常
早朝いつものようにまると散歩。
いつもと違うのは、早春の気持ちのよい風が
吹いていること。
この冬、じっと風雪を耐えて佇んでいたバイクの
エンジンをかけてやらねばと思う。
かつては、どんなに凍てついた夜も
震えながら走ったものであった。
マフラーを巻いて、腹に新聞紙を詰めて
寒さをこらえながら。
走るだけでも楽しかったのである。
最近はすっかり
軟弱な春夏ライダーになっている。
長年使い込んできた膝や腰が痛む
とかなんとか理屈をつけてはいるが
要するに、風を切る気力が失せていたのである。

さて、久しぶりにバイクにまたがって
行くところが無い。
で、とりあえずは田園調布駅前のデコさんの店で
デミグラスハンバーグを食しながら歓談する。
「お互いにいそがしいね。」
といいながらも、忙中閑はあるものだ。

それから、目黒に出て
いつものルノアールに入り、原稿を書く。
そこに、木村政雄さんが入ってきた。
「あ、どうも」
これで、木村さんと街で偶然にお会いしたのは二度目である。
前回は夜の都ホテルのラウンジだった。
今回は真昼間のルノアール。
よほどご縁があるのだろう。
以前、『反戦略的ビジネスのすすめ』を絶賛してくれ
JRの雑誌にも書いてくれた。
お世話にばかりなっているが、なかなか
お返しができない。

昨日は、横浜の中華街を歩いていたのだが、
その帰りに京浜東北線に乗ると
目の前に三遊亭円丈師匠が座っていた。
「あ、どうも。先日は」
数日前に、落語会の後の宴席でご一緒させていただいた
ばかりであった。
そのまま、品川まで、お隣に座らせていただいて
この新作落語の神様から興味深いお話をお伺いするという
奇跡のような偶然にめぐまれたのである。
師匠は、横浜の「にぎわい座」のひとり会のお帰りであった。
「このまえよりはうまくいきました」
先日の、日本橋亭での「がまの油」を演られたとのことである。
先日は大分落ち込んでおられたが
今回は会場全体を円丈の世界に引き込んだのだろう。
「円熟とはいうが、やはり三十から四十歳が
いちばんいいんだと思う。
六十歳を過ぎて、なんかしゃべりもスローになっているんです
稽古するしかない。」
「意識的に早口でやったりするんですよ、言い立てなんかをね」
もったいないお言葉である。
新作落語の頂点にいながら、
つねに芸を求めてチャレンジするその姿勢に
感動しながら、
あっという間の横浜-品川間であった。
師匠、ありがとうございました。





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最終更新日  2007.03.05 09:57:13
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