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カフェ・ヒラカワ店主軽薄

カフェ・ヒラカワ店主軽薄

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2009.03.31
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カテゴリ:ヒラカワの日常
先週の木、金、土は、
箱根某所にて恒例の二泊三日『中国語研究会』。
面子は、ウチダ極道兄弟とアゲイン店主。
いやぁ、いつも敗残の憂き目に会っている俺も、
今回は四暗刻を三度聴ぱり、二度上がる極楽旅で大勝。
勿論、恒例のチョンボもしたのだが、これもまたトーシローもやらない
ような奇妙なもので、すでに六対子あって三筒単騎待ちで立直。
捨牌には、筒の表筋裏筋の迷彩が十分すぎるほど施されており、
自信の立直。
で、立直をして気付いた。すでに三筒の対子は手の内に並んでいるではないの。
ということで、親の満願払い。
まったく、場の迷彩に酔って、手元の暗がりが見えていないのである。
(やらない方には、何のことかわからんですよね)

木、金はもちろん、ウイークデイで堅気の皆様は
お仕事である。朝から風呂に入り、大めしを喰らい、遊びに興じる。
以前も書いたことがあった。
究極の贅沢とは、億ションに住み、美食に飽き、ブランド品で着飾るという
ことではない。
人生で最も貴重な時間を、何の足しにもならないものに浪費し、蕩尽することだと。
二泊三日の蕩尽旅行は、贅沢の極地であった。
何か文句ある? 
あるよね。(これも以前書いたフレーズである)

土曜日は、ウチダくんを車に乗せて、そのままラジオの収録スタジオへ。
そこで、二週分プラスラジオデイズ配信分をたっぷり収録。
とくに、ラジオデイズのものは、ふたりで名曲『ホンダラ行進曲』を大合唱。
大瀧師匠のお説にもあったが、
明治末期の名曲『軍艦マーチ』にはじまり、戦後復興の空気のなかで藤山一郎と一緒に『丘を越えて』行こうよと唄ってきた日本人が、
青島幸夫(作詞)、萩原哲晶(作曲)、植木等(ボーカル)のコンビを得て、たどり着いた境地が、この『ホンダラ行進曲』なのであった。

♪ひとつ山越しゃ、ホンダラダホイホイ。
もひとつ越しても、ホンダラダホイホイ。
越しても、越してもホンダラホダラダホイホイ。

で、秀逸なのは、この歌の後半である。

   あっちへ行っても、ホンダラダホイホイ。
   こっちへ行ってもホンダラダホイホイ。
   行っても、行ってもホンダラホダラダホイホイ。
   どうせどこでもホダラダホイホイ。
   だから行かずにホダラダホイホイ。

いや、この行進曲は、どこにも行かないのである。
見事な内向き志向。見事な内省。
見事な立身出世主義批判(野暮な言い方だけど)。
これ、ダウンロードして聴いたひとは怒るんじゃなかろうか。
そりゃ、怒るよね。

収録が終わり、
ウチダくんに、その日の予定をきいたら、講談社の編集者と打ち合わせとのこと。
おお、俺も講談社のサーファー編集者と打ち合わせがある。
じゃ、ご一緒にということで、丸の内ホテルで平行打ち合わせ作業と相成る。

翌日曜日は、晴れて国民的休日なので目黒に繰り出す。
ルノアールで、校正作業をのんびりとコーヒーでも飲みながらと
思ったのであるが、行ってみたら、
あるべきところに、あるべきものがない。
目黒ルノアール弊店。
おっと、どういうことなんだ。
なにがあったんだ。
この衝撃、ちょっと言葉にならない。
俺と目黒ルノアールの因縁は、また日をあらためて。





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最終更新日  2009.03.31 15:07:09
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