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テーマ:好きなクラシック(2305)
カテゴリ:コンサート・観劇
年が明けてから、コンサートレポートが少ないな~と思っている方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。
実は今年の私、『新車貧乏』&『歯医者貧乏』なのでございます。 世界的な不況の折、私も経費削減中で、贅沢は自粛していました。 そのため、久しぶりのコンサート鑑賞となり、今夜は今年初めてのウィーンフィルのコンサートでした。 ケルンフィルハーモニーの今シーズンの目玉(多分)、ウィーンフィル特集の第4回目。 今日が最終日となります。 指揮者はこれも私にとっては初めてのダニエラ・ガッティ氏。 イタリア人の指揮者です。 本日のプログラムは以下の通りです。 1. ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』序曲 2. ストラヴィンスキー『カルタ遊び』 3. プレヴィン『ハープ協奏曲』 4. メンデルスゾーン『交響曲第4番 イタリア』 今週は小旅行から月曜日に帰ってきたこともあり、少々疲れ気味。 体調もいまいちで、火曜日は楽団の練習を休んだくらいだったのです。 帰宅がかなり遅くなるのは目に見えているし、前回のウィーンフィルのコンサートはいまいちだったし(詳しくはこちら)、わざわざ出向いてがっかりするのは嫌だな~とちょっと心配していました。 でもでも、さすがは私の大好きなウィーンフィル。 やはりオペラの曲を演奏させたら世界一ですね。 軽快なリズムがとても心地よく、美しい音に包まれているうちにだんだん元気になりました。 『ハープ協奏曲』の独奏者はフランス人のメストレ氏。 女性が断然多いハープ奏者の中ではめずらしい男性奏者で、ウィーンフィルのソリストでもあります。 以前は女性の入団を許可していなかったウィーンフィルなので、ハープ奏者も男性なのかな?なんて勘ぐりたくもなりますが、ウィーンフィルに初めて入団を許された女性は確かハープ奏者でした。 余談ですが、メストレと入力したら、『雌取れ』と変換されました。 いくら彼がイケメンだからといって、これはあんまりですよね(苦笑)。 聴衆(私も含め)が耳慣れない協奏曲でほんの少し中だるみした感がありましたが、プログラム最後の『イタリア』ではまたまたさすがの演奏。 知っている曲というのもあるのでしょうが、やっぱりこういう曲が似合いますね。 というか、ガッティ氏がこういう感じの曲がお得意なのかもしれません。 このガッティ氏、以前から名前だけは知っていましたが、どうも気分が乗ってくると声を出してしまう癖があるようですね。 本番のステージ上という事を忘れてしまうのでしょうか? 時々「うぉ~」とかなり大きな声を上げて、聴衆がびっくりして隣の人と顔を見合わせる、なんていうシーンもありました。 プログラムが終了したのが22時過ぎだったので、今日はアンコールはないだろうと思いきや、1曲演奏してくれました。 私も以前演奏したことのあるヨハン・シュトラウスの「ペルペトゥーム・モービレ」を速めのテンポで聞かせてくれました! あまりにも急ぎすぎて、バストロンボーン奏者が席に着かないうちに曲が始まっていましたが…(汗)。 オーケストラのコンサートではあまりアンコールに応じてくれませんが、ウィーンフィルの場合、ニューイヤーコンサートのレパートリーを聞かせてくれることが多いですね。 本物のニューイヤーコンサートにはなかなか行かれないので、ちょっと得した気分になります。 メンバーの急な若返り等があり、これからもウィーンフィルの追っかけ(笑)を続けるか少し迷っていましたが、今回はかなり満足しました。 実は来年2010年はエッセン市(とルール地方)がドイツの『文化首都』となることが大分前から決定しています。 普段「この辺りにはあまりいいオケが来ない」とぼやいている私にパートナーが「2010年はきっとすごいよ!」と言い続けていましたが私は正直なところ、あまり期待していませんでした。 今週に入って、エッセンのコンサートホールの来シーズンのプログラムが郵送されてきました。 以前、定期会員だったことがあるので、いまだに送ってくるのです。 それを何気なく見てびっくり ベルリンフィル、ウィーンフィル、パリ管弦楽団、ロイヤルフィルハーモニー、コンセルトヘボウ…と世界の一流どころが勢ぞろいしているではないですか 指揮者もロリン・マゼール、クルト・マズアといったすでにエッセンに何度も来ているマエストロの他に、私が待ち続けていた小澤征爾の名前が ベルリンやウィーンまで出向かなければ聴けなかった小澤氏の演奏をやっと地元で聴くことができます。 コンサートは1年ほど先ですが、うれしくて早速チケットを予約しちゃいました。 他にも人気がありそうなプログラムをチェックし、厳選して予約。 あとは女性トランペッター、アリソン・ダルサムの演奏は是非生で聴いてみたいし、パートナーはオペレッタの曲を集めたコンサートに行きたいと言っています。 来年のために、「文化首都貯金」を始めなくては! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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