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テーマ:ヨーロッパ旅行(4214)
カテゴリ:お出かけ・旅行
アイルランド旅行4日目は、Aさんと私の行きたい場所を組み合わせたツアーになりました。
まずAさんが行きたいグレンダーロッホを目指し、その後は私が推したキルケニーへ向かいます。 今回の旅行中、運転手はずっと我がパートナーでした。 Kくんは夏にスピード違反をしてしまい免停中なので、一切運転が出来なかったのです。 その事を一応気にかけているのか、Kくんがずっと助手席でナビゲートをしてくれました。 前日通った海沿いの下道が素晴らしい景色だったのに味を占めたのか、Kくんは今日も下道を選びました。 ウィックロウへ向けて、くねくね道をひたすら走っていくと、途中で道路上に出ている羊に出会いました。 アイルランドには本当に牛と羊が多いです。 途中、ウィックロウ・ギャップという景色の良い場所を通りかかったので、車を止めて降りてみることに。 山並みの間に湖が見えるという景勝地です。 が、外は風が強く、かなりの寒さ。 Tシャツしか着ていなかった我がパートナーは、これ以上は無理というくらい鳥肌が立ちまくってました。 グレンダーロッホはアッパー・レイクとロウアー・レイクという2つの湖に囲まれた街で、中世の教会跡などが固まって残っています。 街の名前は「7つの教会の町」という意味だそうで、昔はそれだけ教会が沢山あった場所です。 聖ケビンという修行僧が6世紀に設立した修道院が有名になり、その後信者が何千人と集まる聖地になったのだそうです。 石造りの教会や門の他に、33メートルもの高さのラウンドタワーも完全な形で残っています。 ただ、中にあった木の床(中は6層に分かれていたらしいです)は全て朽ち果ててしまっているそうですが…。 アイルランドの教会のほとんどにこのようなタワーが併設されています。 入り口は地表から4~5メートルのところにあり、敵が迫ってきたらはしごを使って中に入り、はしごを外して隠れていたそうです。 人気の観光地らしく、団体さんも続々とやってきます。 湖のほとりを歩く、ハイキングコースも人気のようです。 私達はそれほど時間にゆとりは無いので、教会群を見学した後、車でもう1つの湖の近くの駐車場へ。 そこから湖のほとりまでぶらぶら歩いて、しばらく景色を眺めただけでその地を後にしました。 そこからキルケニーに向かう途中、外にもテーブルがある大きなレストランを見つけました。 朝食をまだ食べていなかった私達はおなかがすいて、グレンダーロッホで食事の出来る場所を探したのですが、キオスクのような店とホテル内のレストランしかなかったので、あきらめたところでした。 早速駐車場に車を入れて、外のテーブル席へ向かうと、そのレストランあたりを縄張りにしているらしい野良猫がささっとやってきて、私達に愛想を振りまきます。 時間的にはもうほとんどランチでしたが、そのお店ではランチは12時半からしか出せないので、ランチを注文したいならとりあえず飲み物だけ頼んで、その時間まで待ってほしいとの事。 なので、私達は全員アイリッシュ・ブレックファストとビールを注文しました。 隣のテーブルには地元の作業員らしい男性グループがいて、朝食を食べていました。 例の猫ちゃんは彼らからベーコンなどをたっぷりもらっていました。 アイリッシュ・ブレックファストはイギリスの朝食とほとんど同じで、ボリュームがあります。 焼いたベーコン、ソーセージ、パテ、焼きトマト、卵料理(特に指定しなければ目玉焼き)などが一皿に盛られ、それにトーストがついてきます。 おなかがいっぱいになるのはいいのですが、どこで食べてもソーセージ類があまりおいしくないのが難点…。 でも、ビールによく合うのが長所かな? おなかも膨れたところで、一路キルケニーへ。 ところが、ここでナビ担当Kくんが(私に言わせれば)大失態を犯しました。 キルケニーへは国道(州道?)があったのに、面白くないからという理由でまた下道を選んだのです。 本当なら1時間か長くても1時間半もあれば到着するはずだったのに、3時間もかかってしまいました。 しかも、前日のように景色が良ければ長時間のドライブも楽しめますが、ひたすら何の変哲も無い田舎道で、退屈極まりなし。 無駄に時間をかけてしまった感がいなめず、がっかりしました。 やっとキルケニーの中心街近くに車を止めたのは3時半頃だったでしょうか。 とりあえずキルケニーで一番の観光名所、キルケニー城に向かいましたが、Aさんたちがまずはコーヒーを飲みたいと言うので、ここでまたコーヒー&トイレ休憩。 4時ごろにやっと入場券を買って中に入り、お城の中を見学しました。 ちょうどドイツ人の団体さんがいて、私達も一緒にガイドさんの説明を聞かせてもらえたのでラッキーでした。 キルケニー城の向かいにあるアイルランド・デザインセンターをちょっとだけ覗いてから、市の中心部へ。 キルケニーを選んだのは、ゴールウェイと同じで街があまり大きくなく、散策に適していること、そしてキルケニーでキルケニー(ビール)を飲んでみたかったから。 ダウンタウンはゴールウェイよりちょっと寂れた感がありましたが、こちらもかわいらしい建物の並ぶきれいな街です。 目抜き通りのハイ・ストリートでウィンドウショッピングをしているうちに、編み物が趣味のAさんがKくんを連れて手芸店にこもってしまったので、私達は先にパブに行って席をとることに。 しばらくして2人がやってきたので、4人でまた生ビール(マーフィーズ)で乾杯しました。 Aさんはギネスは口に合わなかったようですが、マーフィーズは気に入った様子。 後で分かったのですが、このパブは食事もおいしく、かなりの人気店らしいです。 その後、私が「ショッピングや飲食ばかりでなく、歴史的建造物も見たい」と主張したので、聖カニス大聖堂へ向かいました。 が、なんと既に門がぴったり閉まっており、見学は6時(5時半だったかも)までだそうです。 どの教会も入場料を取るのにも驚いたけど、決められた見学時間があるのにはもっと驚きました。 仕方がないので、教会の周りをぐるりと散策してから街中の方へ戻ることに。 途中でKくんがカメラを落として、レンズ部が閉まらなくなってしまい、パニック! 私がカメラの入ったバッグを家に忘れてしまったため、今回の旅行の写真は彼のカメラだけが頼りです。 まさか中のデータまでは失われていないとは思いましたが、それでも心配でたまりませんでした。 しばらくしてレンズ部分が戻り、写真もまた無事に撮れることが分かったときは、本当にほっとしました。 ブラックアビーや聖メアリー大聖堂などを外から見たり、写真を撮りながら街中へ。 まだ外は明るいのに、商店が閉まっているせいか、なんとなく街中は閑散としています。 他に見るべきところも無いので、適当な店で夕食を食べてからダブリンへ戻ることになりました。 ところが、なかなか手ごろな店が見つかりません。 ガイドブックに乗っている店は高すぎたり、結婚式の団体さんでいっぱいだったり。 (ちなみに、キルケニー城の庭でも結婚式の団体が記念撮影をしていました。こちらでは木曜日に結婚式をするのが普通???) かなりうろうろした挙句、川べりにあるパブに落ち着きました。 ここで私はこの街に醸造所があるSmithwickビールにトライしました。 醸造所の前を通りかかったら、今年で創業300周年と書いてあったので、たちまち飲んでみたくなったのです。 文字通りに発音したら、店員さんに直されました。 名前の中の「w」は発音しないのだそうです。 アイルランドで一番古いエールだというこのビールもおいしかったです。 食事もそうですが、飲み物もやはり産地直送が一番おいしいですね! ちなみに、このパブの食事は私的にはいまいちでした。 肉料理にマッシュポテトというのは分かるけど、付け合せの野菜もグリルポテトって、いもいもしすぎ…。 下道であれほど時間をロスしなければ、カニス大聖堂の内部なども見学できたのに、それだけが心残りな1日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月01日 01時24分38秒
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