日本語活字環境
楽しみにしていた小包がやっと届きました~。「4月22日に発送しました」というメールが届いてから、そろそろ届くのではと先週から待っていたのです。なかなか届かないため、「もしかしたら紛失?」と心配していたので、ほっとしました。この小包の中身は書籍でございます。本当に海外でも暮らしやすい世の中になりましたね~。私の場合、現在はデュッセルドルフという日本の物がほぼ何でも揃う街の近くに住んでいるので、非常に恵まれていると言えます。でもでも、日本の本屋さんは敬遠気味です。価格が日本の3~4倍もするからです。以前、別の場所に住んでいた頃は、「デュッセルドルフに行く」というのはとてもわくわくする出来事でした。ラーメンを食べて、本屋さんを覗いて、日本の食材を買って…というのが定番。その頃は日本の本屋さんで長い時間をかけて選びに選び、本を1~2冊だけ買っていたものです。そうして買った本をゆっくりゆっくり大切に読み、またしばらく経ったらもう一度読み…というのが当時は普通だったのです。それからしばらく経って、アマ○ンというものを利用し始めました。手数料や送料がかなり高いのですが、品揃えも良く、海外発送もしてくれるので、喜んで本やCDを注文していました。が、海外から新品の物を購入すると、関税と言う物がかかります。始めのうちは時々だったのですが、そのうち毎回必ず取られるようになりました。中身の合計金額の16%なんですが、これが結構ばかにならないのです。たとえば、CDを2枚買っただけでも、手数料やら関税やらの合計で1万円ほどかかってしまいます。その後、はまったのは古本屋さんでした。古本ですから、本自体の価格が安いのが利点。難点は、海外発送をしてくれないこと(以前は1軒あったのですが、海外の取り扱いは辞めてしまわれました)。けれど、大概の古本屋さんは日本国内の場合、ある程度以上注文すると、送料は無料なのです。そこで、私は日本にいる母宛に発送してもらい、溜まったら母にドイツへ送ってもらうという方法をとりました。こうして買った古本は数知れず…。ただし、これにも落とし穴(と言うほどでもないか)がありました。私が読みたい本は複数ありますが、古本屋なので、もちろん全て在庫にあるわけではありません。希望の本が入荷した時に知らせてくれるサービスがあるのですが、入荷するのは大概1冊ずつ。読みたかった本なので注文しますが、国内の送料を無料にするためには、1冊の注文では足りません。となると、他にも色々注文しなければならず、「ちょっと読んでみたいけど、買ってまで読む気はない」ような本も購入することになります。こうして購入した本の中には、あたりもありましたが、どちらかと言えばはずれの方が多いです。送料を無料にするために、無理やり注文した本がほとんどなので、仕方ないのかもしれませんが…。さらに、当然のことながら、いくら国内は送料無料とはいえ、私が注文する冊数が多ければ多いほど、ドイツへの送料が高くなります。結果的に、高くついていると気づいてから、古本屋もほとんど利用しなくなりました。そこで、今利用しているのが、とあるインターネット本屋です。ここは、出版されたばかりの本など、在庫が豊富にあれば24時間以内に発送してくれます。海外発送ももちろんしてくれて、送料は実費のみ。なんと、手数料がかからないんですよ~つまり、日本にいるのとほぼ変わらない状態で本を手に入れることが出来ます。なんともありがたいことですね。ちなみに、今日届いた本は4冊(漫画3冊、文庫本1冊)。これをSAL便で送ってもらって、送料は880円。SAL便て、早い時は1週間前後で届く時もあるのですが、遅い時は1~2ヶ月かかったりします。でも、送料が安いし、その割には早く届くので、普段はこれを利用しています。幸い、まだ荷物が紛失したことはありません。ということで、今は日本で発売された新刊が、1ヶ月遅れくらいで読めます。しかも、定価で購入(<日本で買った本を宅急便で自宅に送ったと思えば、同じことですよね?)できるのです。本当に便利な世の中になったものです。