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テーマ:米国で思春期の子を育てる(7)
カテゴリ:「雨乞い三兄弟」米国で奮闘す
息子とのバトルが続いている。彼は高校二年だが、こちらでは仮免を取って本免にパスすれば、12月にはミシガンの免許がとれる。
それで当然車購入の話題になる。なんでもこちらでは$500くらいで手に入るオンボロの車で、通学する高校生がかなりいるのだ。それを狙っているらしい。ただ、保険費用は合理的にバカ高いのと、その金額は学校の成績で決まるらしい。 「車の費用は一切出さないし、出せない。通学にはバスか、だめな場合は親が送り迎えすればいい。費用を賄いたければ、米国の子供達がやっているようにバイトでもしろ」これが私の態度。これに息子がカチンときた。 「日本でだったらいくらでもバイトはやる。米国に連れてこられたせいでできないんだ」と。 違う、違う!「それを言っちゃオシマイヨ」なの。(米国に)「連れてこられたせいで」勉強する気になれない、「連れてこられたせいで」うまくいかない、「連れてこられたのだから」車代くらいだせ。「連れてこられた」米国でバイトなんかできるかーーー。 主体性のない発想にしかなっていない。被害者意識を脱して、どう自分で切り開くかだろうよ。 同情して、「気の毒に」と甘やかす時期はとっくに過ぎている。もう渡米して二年だぜ。マイヤーで働け、タイガース球場でハンバーガーの売り子をしろと言っている訳ではない。皆、親のスネをかじるのでなく、何らかの工夫をして自分で金を工面するのが日米共通の高校生のやり方だろう。 最近買ったエレキにしたって、おばあちゃんや叔父さんが渡米時、帰国時に同情して渡す巨額のおこずかいが原資となっているだけで、何ら自分で工面する努力がないではないか。それを忘れて、学問に身が入らず、エレキに没頭することでゴマカソウとしている。 いい加減に自分の本当の課題と真剣に向き合え! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年11月03日 23時56分56秒
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