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日本で外資系会社に働いていたり、米国で日系企業にいるせいもあって、「お茶くみ」という仕事が、日本特有なものであることは良く知っているつもりだ。
私の感覚では、女性がこの仕事をするのを当然視するのはおかしいと思っている。 しかし、最近、少し違った感想をもった。 それは、米国に長く暮らしている日本人女性が、日本からの重要顧客を迎えるにあたって、日本の感覚で「お茶のサービス」を依頼されたときに、はっきりと拒否した場面に出会った時だった。その反応を観察しながら、「そんなにハッキリと拒否するほどのものかな?」と疑問に思ったのだ。 そしてその女性が拒否した結果、日本人男性が米国にやってきた日本人顧客にお茶をサービスすることになったのだが、日本人の客は「キョトン」としてビックリした表情をした。女性がお茶サービスするのが当然と思っているところに、違う対応が待っていた時に起きる反応。 来年、日本に帰国する心の準備が必要だと思っている状況から、こんな場面を観察することに敏感になっているせいかもしれない。 ひとつに、「お茶くみ」の習慣が時代遅れだということなど、とっくにわかっているのに、それが日本の習慣として無くならない事実。そしてそれを踏まえて、「私はお茶くみなど決していたしません」と見栄を切ることは、分別のある日本人女性のすることではないなと思えたのだ。 大会社ではない、人不足の在米日系企業で起きたヒトコマなのだが、少々自分の感覚も後退したのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月09日 10時32分45秒
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