玉虫左太夫の徒然草

　今日はカミさんの誕生日。

　例年は、なぜか楽しいはずの誕生日が、家族でモメてしまうのだ。

　なぜか？

　カミさんは、誕生日ばかりは何もしないで過ごせると朝から手を抜いているし、何をもらえるのかしらとソワソワしている。しかし、期待される私と子供達は、毎年期待を裏切ってしまう。そして、夕方にかけて、期待が裏切られたことを悟る時間帯に「荒れる」のだ。

　夕飯は何を作ろうと相談だけでモメて、挙句の果てに単純にスパゲテイで終わる頃には、少しキレかかる。「ご馳走」を期待されても、むくつけきオノコどもには無理がある。

　かといって、これまでは夕飯にしろ、プレゼントにしろ、毎年欠かさずに頑張ってはいるつもりだ。

　餃子を作ったり、花束を買ったり、がんばってi-podにしたり、毎年涙ぐましい。

　今年もその日がやってきた。

　今年は、単純。白いバラにワイン。買ってきたピザを焼いただけ。

　敵もさるもので、プレゼントはテニスのラケットが欲しいとか、専制パンチ。

　去年のi-podが結局、扱い方がわからなくて次男のものになったり、無駄にならないようにしよう、とあきらめさせたが・・・

　さて、今年は、幸か不幸か「荒れた」誕生日にはならなかった。

　白バラがまずまずだったし、評判のピザだけあって、予想外においしかったからかな。