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佐藤隆春 松島 藤田恭平美術館 個展作品より NO.13.F8.ミコノス島
会社の行事で、曹洞宗 徳雄山健功寺住職 増野俊明氏による「日本人の美意識と価値観」という講演を聴いた。 日本の「禅と美」を副題として、庭園デザイナーでもある氏が、日本と西洋の庭や建築美術をスライドで写しながらの即妙な講演であった。 特に、最後のまとめとして「日本人はこれら禅の文化を背中に背負ってあるいているようなもの。次の世代にこれらの文化をつなげていこうと模索すれば、その所作はいくらでも無限にみいだせる」とされた点、印象深かった。 以下 メモより 建築;軒の長さが日本建築の特徴→表の自然を中に取り込もうとする 西洋は教会の尖塔が特徴的→神ー人間ー土地 西洋の文化;完全なる美(コーヒーカップの絵柄) 日本;完成を超えた不完成 (焼き物の茶碗) 絵画 西洋;量と色 日本;「墨に五彩あり」無限の色、見る人の力量を問う。 心のメタボ 禅の修業「執着心にとらわれ美しい心をつつんでしまう」 禅の文化;会得した心を二次元・三次元で表現する。 空(ウツ)の文化 禅の美の特徴 1.不均整を大事にする 2.脱俗 3.自然 4.簡素 5.静寂 6.枯高 7.幽玄 この講演を聴きながら、子供達にこういった日本文化に触れて、自信をもつ人になってほしいと思った。 というのは、恐らく上の二人は、日本の高校教育を受けてないし、「日本の禅と美」なんて意識することがないだろうと思うのである。私にしたって、要約仏教美術や京都・奈良の文化の素晴らしさに目が向いてきたばかりである。 片や彼らは、英語には磨きがかかるかもしれないとはいえ、こういった日本の知識・教養では遅れてしまっているだろ。折角、親父が名古屋に位置しているのだから、そういった場所にもどんどん連れて行きたいと思う。(本人達も興味をもってはいる模様。) 一方の三男は、こういったことを勉強するには、いいスタートを切ったはず。早速「古文の時間は全くわからない」「授業で爆笑をさそった」と言っていたが、まずはわからなくて当然。 本当は、上の二人にも機会があれば、日本の歴史・漢文・古文などの高等教育を受けてもらいたいぐらいに思っている。 通常の日本人としての日本語をマスターするには、その領域までいかないと、普通の日本語でさえ危ういような気がしている。 逆に、三男の英語については、まだ完成していないので、今後意識的に磨いていかないと、どんどん忘れてしまうことだろう。「S_V_Oの文法の授業は何のため?」などと感想を持ったようだが、兎に角どんなアプローチでもいいから英語の勉強を続けること。 なんちゃって、子供達の勉強内容をちらちら聞いていると、本音は「もう一度勉強したいな」と思うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月21日 01時55分42秒
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