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カテゴリ:ナイジェリアいろいろ
うちのだんなは本当によーく、
ナイジェリアに電話をする。 仕事関係もあるけどやっぱり多いのは家族との電話。 まあねぇ、遠く離れたちっこい島国にやって来て そうそう帰れない距離にいるだけに、 話したくなるのは当然。 お父さんは7年前に他界してしまったらしいけど、 ママは健在。 だんなは6人兄妹の2番目で、 嫁に行ったお姉ちゃん(って言っても私と同い年。)と 弟3人、一番下に妹を抱える長男である。 家族全員仲が良く、 めったにケンカになどなかったらしい。 特にお姉ちゃんと仲が良く、 しょっちゅうギャグを飛ばし合って、 くっだらなーい話をしたり、 (やっぱりうちのだんなもギャグ環境にいたんだ・・。) どっちかが唄ってればハモってみたり、 イタズラを仕掛けてみたりと、 大人になっても遊んでいたらしい。 突然、「お姉ちゃんと話がしたくなった。」と言っては よく長電話している。 家族とのつながりも、日本人の私たちには 想像できないほどの深いものなのではないでしょうか。 家族って言っても、自分の親兄弟の他に、 沢山いる、おじさん、おばさん、いとこ、 またその子供たちまで、 ぜーんぶひっくるめて家族であり、 週一回はミーティングと称して集まっては、 困ってる親戚をどうやって救済してあげるかなど、 相談するらしい。 私なんかはうちの田舎と東京方面とで いとこや親戚は離れているので、 一同が集まるのは、それこそ盆、正月、冠婚葬祭の時ぐらい。 そんなことを話したらだんなは、 「ええー?それって家族なの?」とびっくりしてた。 ・・たしかにねぇー。希薄ですよね・・。 だんなが電話で話してると、 ママはもちろん、姉弟やおばさん達までもが必ず、 「hiroは元気?」とか「hiroによろしくね。」 と言ってくれるそうだ。 じゃあ、直接話せば?って事で 受話器が回って来るので、 しどろもどろの英語でごあいさつ。 弟が出たときは以前のだんなの 「おかわりください。」状態になってしまい、 電話を変わりたいけど 何て言おうかわかんなくなっちゃったので、 日本語で「ちょっとまってね。」と言って だんなに変わってしまった。 するとだんなの一家では、 以前だんなが使った「あー、もしもし?」と 「ちょっとまってね。」がイケてる!っとなったらしく、 大流行してしまった。 後日、ママが出た時は 「Hi!hiro. How are you? ちょっとまってね。」 (↑おいおい、もう終わっちゃったよ。) お姉ちゃんが出た時は 「あー、もしもしー、ちょっとまってね。」 (↑私まだ何も話してないし。) みんな日本語を使いたがる。 うれしいじゃないの・・。 お姉ちゃんはさらに、だんなに 「Good morningって何て言うの?」と聞いてきたので 「おはようございます、だよ。」って教えてあげたら、 次の機会にお姉ちゃんは 「あー、もしもしー、ひろ、おはようございまて。」だって。 「おはようござます。」と「ちょっとまってね。」が一緒になっちゃったのねー。 やっぱりこの姉弟って似てるかも・・。 異国のまだ会った事もない、 日曜日には教会へも行かず、 実家には仏壇があり、 都合よくクリスマスだけはクリスチャンになり、 だんなはやめたビールを「プハーッ!」とおやじ飲みし、 早起きしてお祈りなんてした事もなく、 ムカつけばだんなに口答えをし、 便利なものは何でもそろい、 それが当たり前の日本で アホアホのまま育った私を 「彼が言うなら大丈夫!。」と二つ返事で 結婚を許してくれた、ナイジェリアの家族。 本当にありがとう。 早く会いに行きたいです。 あー、でも会ったらおやじキャラがバレバレか・・。 言葉はうまく通じなくても あの家族たちのあったかさって伝わってくる。 会っていっぱいコミュニケーションを取りたいです。 だって何か私のアンテナが、 あの家族のギャグなニオイを既にキャッチしちゃったから・・。 どうしよう、次に日本語教えてって言われたら ギャグ方面に走りそう・・。 走り出したら止まらないゼ♪な私に愛の手を ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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