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テーマ:国際結婚 ア・ラカルト(507)
カテゴリ:だんな様のこと
以前、だんなが友達のKさん(ナイジェリアン)を連れて家に帰って来た時のこと。
私は前にもKさんには会っていたのだが、だんなは部屋に入る早々私の肩を抱き、 「どうだい?K。見たか?キレイだろう?私の奥さん。 だからいつも私は早く家に帰りたくなるんだよ。Kと車に乗ってても、バーに誘われても早く帰りたいっていつも言う意味がわかるだろう?」 と、いきなりまくし立てた。 これって英語で話してたから違和感なかったけど、日本語にすると結構歯が浮くセリフ。 元々だんなは人に私の事を何か褒められたとしても(←社交辞令でしょうけど・・)よくありがちな「いいえ、そんな事ないですよ。」とか「愚妻で。」とか否定はせず、素直に喜んで言葉を返すタイプ。まあ単純なんですね。 でもあの日、Kさんを前に言っただんなのセリフには、言われ慣れてないせいもあって、嬉しかったけど何かビックリ。 Kさんが帰ったあとで「どうしたの?」と聞いてみたら、 彼は奥さん(日本人)と上手くいってないらしく、最近あまり家にも寄り付かないらしい。 彼女の休日にも一緒にいてあげることなどなく、仕事という名目で出掛けっぱなし。夜もあちこちと出歩き、遅くまで帰らなかったり。別に他に女の人がいる訳ではないのだけど。 そんな彼にちょっと戒めっぽい感じで出たセリフらしい。 Kさんは自分で色々ビジネスを始めた頃はとても熱心で、それなりの成果を挙げてきた。 が、何年か経ち経営が苦しくなって来るたびに奥さんがその都度、金銭的な援助をして来たらしい。 最初はKさんも奥さんに感謝していたものの、ビジネスが上手く行かなくなる度にポンと大金を出してくれる奥さんが当たり前になって来た。 少々失敗しても所詮自分で苦労して作った資金ではないので、何の痛みも感じなくなり、そのうち肝心のビジネスにも真剣に取り組まなくなり、金銭的負担は全部奥さんへ。 とうとう奥さんもキレ出す。ますます家に帰らなくなるKさん。悪循環ですね。 彼女も最初は良かれと思って援助してきたんだろうけど、限度があります。やりすぎは良くないよね・・。夫をダメ男にしてしまうほどの援助は全然優しさでも、妻の義務でもないと思うんですけど。 まあ、私はポンと援助できるほど金持ちでも、親のスネを齧られるほどの資産家の娘でもないので、だんなには自分の責任で仕事をしてもらってます。 昨日、久しぶりに家へ来たKさん。 結局、奥さんとの仲は修復不可能で離婚する事になったそうです。 リビングに掛けてある私達の記念写真を見て、 「良い写真だね。」とポツリとつぶやき彼は帰って行きました。 貧乏暇なしな私に愛の手を♪ ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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