テーマ:今日の天気は?(1059)
カテゴリ:気象、天文
1月の山陰豪雪が済んで 立春、やれやれと思いきや、またもや大雪が降りました。
ここ、山陰は日本海側、冬の季節風は寒く空はいつも鉛色・・・たまには降雪があっても2,30cm程度で決して豪雪地帯ではないことは過去の気象データの示すところです。 ーーーーーーーーーー ところが、今年はどういう訳か山陰地方は上空に強い寒気が流れ込んだ影響で10日から11日にかけて大雪に見舞われました。 鳥取市では33年ぶりに積雪量が95cmを越す記録的な大雪になり交通路網がズタズタとなって広い範囲で交通がマヒしています <朝刊>午後3時になって届いた-----ご苦労さんです。 幸いに金土日と週末に降り続いたのが不幸中の幸いか、大混乱は最小に抑えられていますが、移動中のかたにとっては大変お気の毒だったと同情しています。 ーーーーーーーーー 新聞で大雪の歴史をみると。現在は比較的温暖な、間氷期であるが、太陽活動の低下などで小氷期と呼ばれる時代があり、日本では江戸時代の初期がこの時代に当たる。 1709年(宝永5年)1月、鳥取で積雪2.5mの記録があった。湖山池が凍結したとの記述。 江戸時代の後期にも再び2メートル以上の積雪があって湖山池、宍道湖凍結の記録が残され(マウンダー極少期)豪雪が因幡、伯耆の住民を苦めたことが、うかがえる。 改めて有数の雪国であることを認識したい・・・以上 日本海新聞 (注)マウンダー極少期では:太陽活動が弱くなった時代で、日本では米が不作で大飢饉、西洋はテームズ川が凍結しその川面で遊ぶ西洋画 ーーーーーーーーーーー 住んでいる自分自身がそんなに「雪国」とは認識しないのは米子(伯耆)であるからでしょうか? 私も5年ばかり鳥取の勤務の経験があり(昭和48-52年)1回だけ1mの積雪の経験があります。 それは、1月の日曜日でした。 朝から降った雪は夕方までに子供の鉄棒の高さまでに達した経験があって、「なんと鳥取はえらい地方だ!」と驚いたことを思い出します。 ーーーーーーーーーー <積雪パターン> このお話は鳥取県内の話で恐縮なのですが、過去の経験上、降り始めは西方の米子側の積雪が多いのです。 鳥取から出張帰りの社員は「今回の雪は米子地方が鳥取よりも多いようだ」というのが殆んどなのだが・・・・ 寒波が過ぎ去った2,3日後は鳥取の方が米子の約2倍の積雪! というのが大体のパターンでした。 <今回の大雪>娘が鳥取市から送ってくれました ーーーーーーーーー 西部(米子)には大山があると云っても局地的な降雪量であって平野部まで影響はしない。 スキーヤーは雪のない道を走ってたっぷりと積もった積雪の大山で3月上旬ころまで大いに楽しんだものです。 ーーーーーーーーーー 今回の積雪はわが米子地方は40cm弱、鳥取は報道されたとうり95cm やっぱりその傾向が表れています。 雪国だから仕方がないのだけど、JR山陰線を走ると(車両でも同じこと)米子-倉吉間は無トンネル、中部の倉吉から東には10個程度のトンネル、起伏の多い車道と地形的な違いが判る。 ーーーーーーーーーーー 昔のTVでは言わなかったのだが、この大雪の原因は(WA***現象)? <WA***現象?> 北朝鮮北方に高い山があって、そこに大陸からの冷たい寒気風が当たると方向を2分する。この二つが日本海上で「北西+北東」と合流して吹き付ける風向きが山陰、兵庫北部なのだ もしそれが本当なら4,5年前の大晦日を襲った積雪90cm、R9が大渋滞で何百台の車両が立ち往生したことを思い出します。 この度の大雪の説明がこのパターンとまったく同じことであったようです。 (WA***現象)の言葉が気象用語としてまだ使われていなかったみたいです。 ーーーーーーーーーーーーーー それにしても大変な大雪に巡り合ってしまいました。そんなに低温ではなかったのです(平野部で深夜-2度程度) ・こんな大雪でも水道破裂!、自動車事故は殆んどなかったようです。 だから、みなさんTV報道が「大雪警報」を出しても、その時にはたしかに大空は、星空で冬の星座がオリオン星座が輝いていたんですから・・・ね? ・それから2,3時間後2,30mの強風が吹いて大雪の始まりとなりました。 ーーーーーーーーーーー 私は大雪の期間中は屋敷内、生活道路の除雪を休憩を交えてボツボツとやっていました <チェーン装着>作業はこれに限りますネ 確定申告もあるのですが、それは夕食後にやることにしてほぼ80%程度出来つつあります。 例年なら、暖かいハウスでゆったりとやるのですが今年はそうもいきません。 ハウスのなかも雪捨ての場所に早変わりとなってしまいました。 ーーーーーーーーーーー 母も大雪の間隙を縫うようにして逝ってくれました。 この大雪の中で…と思うと身の毛もよだちます。 あの世でも、きっと「皆さんに迷惑をかけないでよかった、よかった」と喜んでいるの相違ありません。 <やっと晴れ間が>・・・これで一安心、でも雪は止んでも・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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