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カテゴリ:指導塾での出来事
先日、塾の講師仲間でカラオケに行くことがあった。
そこには、皆をまとめる教室長の姿もあった(というか企画者) 室長は以前、授業後にしていた雑談で 「オレB’Z歌うんやて、原曲でガーって歌うんやて」 と公言していた。 「原曲でB’Zを歌う」 言葉にすればほんの数秒だが、これはかなりの試練である。 ご存知の通り、VOCAL稲葉の高音発声能力はケタはずれだ。 一般人男性で地声が高くもなく低くもない人だと だいたい「高いファ」を越えたくらいで発声が困難になる。 専門用語だと「mid2F」である。 稲葉は、なんと 「高い、もうひとつ高いレ」までは 発声可能だということを確認済み。 言うところの「HiD」である。 (まあ稲葉はミドルボイスを使っているから 地声で...ってワケではないけれど) そんな稲葉の歌う曲を なんの特殊訓練も受けていない、 そこらのいち塾長が「原曲で歌える」 と言い張る。 僕は、正直「ない」 と思った。 あっても、ノドを絞りまくってだす高音だと思っていた。 しかし室長は自信満々である。 「え、あのくらいイケるやら?」 この表情を映像でお届けできないのがつらい。 それならば、と、 「いつかカラオケ行くとき『ギリギリchop』歌ってくださいよ」 と頼んだ。 『ギリギリchop』といえば、まさにそのHiDが出てくる B’Zのバリバリのロックソングである。 これが歌えたら本当にスゴイ。 室長は「ん、え~よ」 とあっさり即答。 そしてカラオケ会、当日がやってきた。 序盤、聞き手に回っていた室長だが、 皆のリクエストもあり、中盤ごろ、ついに動いた! すばやくリモコンで送信したのは 約束の『ギリギリchop』!! さあ~真実を見分ける時が来た! 真か!偽か! Aメロ、Bメロの音階はそう高くないこの曲、 期待感も相まって、サビまでが非常に長く感じられた。 そしてついにサビ突入! 『ギリギリ~!ガッケ~の上をゆくよ~おおに!!!』 うわっ!出とるよ!!!! 驚愕した。 締め付けたようなノド声ではない、 迫力のVOICEが空気を突き破った。 壮絶だった。 そのHiDがちゃんと出ていた...。 歌の訓練をしたことはないということで、 多少音階は外れたりもあったが すごくかっこいいミドルボイスの使い手だった。 もう「疑ってすいません」 平謝りだ。 正座です。 そんな室長、最近 体重が102キロになったので減量を始めたそうだ。 いやあ...いろいろなことが並外れていて実に素敵だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 25, 2005 08:33:20 PM
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