54歳出戻りモデラー奮戦記

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転輪の塗装を行いました。
ヘッツァーはキャタピラも塗装を行います。
この距離での撮影ではわかりにくいですがキャタピラは最初に乾いた泥としてセールカラー色を溶剤で希釈した物を筆で凹み部分に墨入れするような感じで全体に延ばし塗りしました。


塗り斑があります。
これは希釈塗料1回目塗りです、この上に再度塗ります。




余剰塗料をふき取って凹みスジ部に乾いた泥が見えている表現を目指しています。




キャタピラの凸部地金部が浮き錆びで赤黒く変わっている感じを出そうと思い墨入れ塗料ブラウンで出来るだけ凸部のみに塗料を乗せるように意識して筆塗りしました。
もし凹みに塗料が入ってもそれはそれで仕上げとします、あくまで塗装するときの意識の持ち方です。








もう片方の転輪の塗装です。
私は転輪・タイヤ周囲のゴム部の黒色塗装は鉄部ダークイエローとの取り合い部分が面倒くさくて嫌でした。
この度リハビリ治療の塗装方法として溶剤先行塗布＋毛細管現象希釈塗りというような方法で塗装しました。
私は各種塗料溶剤は特大ボトルを購入しています（Mrカラー・水性ホビー・タミヤカラー）がそれらを小分け塗料容器に移して筆塗り作業用に利用しています。
乾燥の速いクレオス製塗料の場合は撹拌終了後塗料瓶にスポイトで２～３滴溶剤を垂らして希釈を筆先で調整しながら塗ったり、直接筆をこの溶剤瓶に軽く浸して塗料をつけて希釈塗装を行ったりします。
タミヤカラーの場合は墨入れ塗料の余剰塗料除去の際にこの瓶溶剤を使用しています。
少なくなったら補充をするという具合です。


この写真の転輪塗装の場合、右利きの私の塗装作業角度からは下半分範囲がやりやすい範囲なので、この範囲に溶剤を先に転輪に延ばします。（前の転輪塗装の塗料が筆に残っているので溶け出していますがこの作業は溶剤の先行塗布です。
溶剤は液状がさらさらなので手前から筆に含んだ溶剤を適量づつ乗せると転輪リブに沿って周囲に楽に広がってくれます。




溶剤成分がひたひたの内に直ちに黒色塗料も縁から少量ずつ流し込みます。
すると溶剤に乗って塗料の色も周囲に広がっていきます。
これを繰り返して１周の縁周りを１回目の塗装とします。
乾燥後に周囲のムラ、色の乗っていない箇所の補修塗りを行い完了とします。
通常の筆塗り塗装粘度の塗料でこの部分の塗装を行うとはみ出さないように息を殺して一点集中で気の抜けない作業となり、それでもはみ出しがでて嫌になってしまう当為のが過去の自分の思い出でした。
今回はこの方法を用いて、塗装も少しやったらすぐ休憩を取ってTVを見たり、PCを見たり別の事をして時間をつなぎました。
その方が乾燥時間が取れてせっかく仕上た箇所を触って汚すリスクが減らせるのと集中力のチャージも行え、肩がこらないで作業に集中できました。


塗装完了です。
フェンダーによって目線が見切れる箇所、キャタピラが被って隠れる箇所等は筆先が入りにくく塗装も綺麗に仕上がらないと判断して適当な塗装で仕上げとしています。


木部の塗装を行いました。


Sd.Kfz.251装甲兵員輸送車D型のの後期生産車では後部シートからクッションが無くなって木の板を張っただけの簡素な構造になっていたそうで木製の塗装にしました。
背もたれ・フロントシートは皮製クッションとして塗装します。


「手榴弾ケース内手榴弾の柄」「パンツァーシュレック砲弾ケース」、斧・ツルハシの柄を塗装しました
セールカラー色で白身ベース塗装後ウッドブラウン擦り塗りで木目塗り、艶消しクリヤーオレンジで木部ニス仕上げとしています。


MG42の銃床部の塗装です。
弾帯は頭髪の金色塗装と同じく下地に黒色を塗っています。


スペアキャタピラです。
使われていない風化錆びの状態を表現しました。
地金下地は艶消しの焼鉄色です。
墨入れ塗料ブラウンで古い錆びの色を出しました。
その上にMr.ウェザリングライナーのラストオレンジをタミヤカラー溶剤を含んだ筆で撫でて色を取りキャタピラの角部分に塗って新しい錆びを表現しました。
この跡ホコリが凹みに白っぽく溜まった表現をするかどうか思案中です。



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