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PHP「ほんとうの時代」の連載「人物記念館を訪ねる旅」--10月号(13回目)が発刊。
一部転載する。全文は本誌を参照。 --------------------------------------------------------- 異才・鬼才・異星人・聖人と様々に表現されるように、際立った個性の持ち主だったことをうかがわせる寺山修司(1935-1983年)の記念館は、青森県三沢の公園の一角に外壁いっぱいに名のある崇拝者たちの書き付けを張り巡らせ、強い自己主張をしながらたっていた。青春時代から「書を捨てよ町へ出よう」という強烈なメッセージを発した寺山修司という名前は私の周りを巡ってはいたが、どのような仕事をしたのかはよく知らずに今日まで過ごしてきた。 記念館の入り口は天井桟敷のシールと同じように赤の色調に黒を使った顔がモチーフとなっており、私たちはそれを開いて寺山ワールドに入っていく。 (中略) 「百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる」(北上市の文学碑) 秩序紊乱者であった寺山修司の仕事は先端的で、膨大で、影響力が強く、今なおそのファンは多い。47歳で寺山は病気のため世を去るが、上の謎のような言葉を残している。いったい寺山修司とは何者であろうか。寺山が亡くなってからまだ20年を少し超えたところにいる私たちには、まだ寺山修司の発したメッセージの本当の意味はまだ理解できないのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/20 11:22:25 PM
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