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久恒啓一

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北矢行男先生が多摩大総研のソシオビジネス研究会で行った「私のハードボイルド人生」という講義に出席。北矢先生は、ホロニックカンパニー、知本主義、ソシオカンパニーなど時代を先取りするコンセプトを提供し続けてきた戦略家である。

私がまだ30代の半ばになる頃「知的生産の技術」研究会で行った「知的生産者の発想現場から」(TBSブリタニカ)という本をつくったとき、横浜のご自宅にインタビューにうかがったのが最初の出会いだ。この本では、西和彦、大坪壇など「知的実務家」という概念を考え出し10数人の著名人を取材した。当時北矢先生は39歳、気鋭の経営コンサルタントだった。「サラリーマンが副業で少しお金が入るようになったら、その金はすべて知の再生産に使え」など、アドバイスもいただき、その後、本の印税などが入るようになっても、その教えをずっと守ってきた。そういう意味では、随分とお世話になっているような気がする。先生とのつかず離れずのお付き合いも、もう25年である。

その北矢先生が、三井物産の寺島実郎さんを紹介してくれたのが、寺島さんとの縁の始まりだから、その後の私の人生に大きな影響を与えていただいた恩人ともいえる。

1900年代の北矢先生の活躍は目覚ましかった。「ハードボイルドの経済学」「「知本主義の経営学」「プロ野球の経営学」「「10年後一流の会社」「ベースボール革命」「ハードボイルドリーダー」「ホロニックカンパニー新装版」「二本を救うソシオビジネス」など話題作を毎年のように出版していて、企業の中で日夜奮闘している私たちにとっては仰ぎ見る存在だった。

通底している問題意識は日本企業は利権を巡るカンパニー・イズムであり、そういう情の経営から論の経営に変えていくべきであるというとの主張は一貫している。

大学を出て日本能率協会に入って14、5年ほど地域計画中心の調査や超電導、水、エネルギーなどの各種プロジェクトを手がけている。ここは自分にとって「修行の場」「私の大学院」だったと振り返っている。恩師、友人、プロジェクトに恵まれて、まさに怒涛の仕事量をこなしている。そういえば、25年前のインタビューで、人のいやがる仕事でも何でも引き上受けてた体力で勝負したと言っていた記憶がある。「1990年シナリオ経営」「戦略経営」などのプロジェクトで北矢先生は二つ下の寺島さんと出会って、目を開かされる経験をする。

このあたりの話に出てくる人物名はまことにきらびやかだ。土屋もりあき東大教授、大前研一(マッキンゼー)、守誠(商社)、小林こうじ(NEC)、、、、。

38歳で能率協会を辞め、長銀経営研究所(のちの長銀総研)に転職する。この直後にインタビューをしたことになる。ここで、ソフト戦略を研究し、会津泉さんや公文俊平さんと出会い、新しいネットワーク時代を語るようになる。

その後、城西国際大学の設立にかかわるが7ヶ月で辞め、独立し、戦略問題研究所を立ち上げてフリーとなって大いに活躍する。

平成4年に多摩大学に入り、以後15年間の教授生活を送る。

奥さまの健康面の問題から、昨年は多摩大教授を辞め、今度は多摩大総研所長も退任し、完全にいったん引退するが、「ドラッカーを超える会」(95歳で亡くなったドラッカーの寿命を超えようという趣旨)の会長として10年後あたりに再び世の中に出てくるというのが北矢先生の長期構想である。4月で64歳というから、ドラッカーを超えるにはまだ30年以上の長い年月がある。

出席者は70名。大学関係者では、大槻文彦先生、サービスマネジメントの近藤隆雄先生、ベンチャーの柳孝一先生などがおり、ご挨拶を交わす。他は、北矢ゼミの関係者や起業家などが多い。

二次会も50人ほどの人が集まり、男気にあふれる北矢先生の人気の高さがわかる。冒頭の乾杯のあいさつを頼まれたので、多摩大の今後と北矢先生の今後を話題にして音頭をとる。宴会では、北矢先生の前に座り早稲田の柳先生、ルネサンスの斎藤さん、アイティイニシアティブの土屋さん、秘書室の金子さんらと北矢先生を囲んで楽しく歓談する。





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Last updated  2009/02/19 07:58:25 AM
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