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久恒啓一

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多摩大大学院のホームページに私のインタビューが掲載された。
「名刺代わりに著書を持て! 出版ノウハウ教えます」。
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大学院ポートレート写真.jpg

「名刺代わりに著書を持つビジネスマンになることこそ、これからの厳しい時代に活躍できる人材の条件」と断言するのは、多摩大学経営情報学部の久恒啓一教授。「そんなこと言っても、一般会社員に本なんか出せるわけがない・・・」という常識を覆し、出版ノウハウを教える受講生の中から、本を出す人が相次いでいます。
10年、業界にいるなら必ず本は出せる

── 多摩大学経営大学院では、ビジネスマンに出版ノウハウを教えるユニークな講義が人気です。でも本当に普通のビジネスマンが本を出せたりできるものなのでしょうか?
久恒 ビジネスマンなら本は誰だって出せますよ。なぜならその道のプロだからです。仮に10年、同じ業界で働いていたとするなら、その知識や経験は出版する価値のある情報だと思います。

──「業界に長くいるだけで、本を出すほどの情報があるとは思えない」と考えてしまう人が多いような気がしますが、いかがですか?
久恒 その通りです。業界にどっぷり浸かってしまっている人ほど、そう思いがちなんです。他の業界の人との交流があまりなく、自分の業界での知識が社会にどう役に立つか、客観視できていないからでしょう。また業界に慣れすぎて、一般になじみのない専門用語ばかりを使い、わかりにくく話をしたり、文章に書いたりするから、世間に興味を持ってもらえない。でもその知識・経験を、読者のニーズに合うようポイントを踏まえてわかりやすく解説すれば、間違いなく本という商品になるでしょう。
本の出し方を徹底講義 出版社の紹介も

── でもどうやったら本を出せるようになるのでしょうか?
久恒 それを講義でしっかり教えます。ビジネスマンが出版できないのは、出版できるネタがないのではなく、出版する方法を知らないからだけなんです。講義では、ニーズに合ったテーマの選び方、出版社に提出する企画書の書き方、出版社へのアプローチ方法、具体的な執筆技術を教えます。また講義では、何社か出版社の編集者を招いて、出版事情について話を聞きます。出版社との人脈づくりにも役立ちます。

── 実際に本を出せた人はいるのでしょうか?
久恒 『100円のコーラを1000円で売る方法』(中経出版)の永井孝尚さんは多摩大学経営大学院の修了生です。また受講生の中で武井一徳さんは『会社で保険に入るときの虎の巻』(中央経済社)という本を出版しました。そのほか、2010年に刊行された『図解・資本論』(イーストプレス)には多くの受講生が協力してくれました。今は、受講生10人ほどで、電子書籍にも取り組んでいます。出版に至らなくても、出版社にアプローチしたのを契機に、雑誌の連載をしている人もいます。受講生に出版企画書を書いてもらっていますが、出版できるレベルの内容のものが多く、今後も出版社にアプローチを続けていけば、受講生の中からビジネスマン著者がどんどん誕生するでしょう。

出版を契機に仕事の幅が格段に広がる
── ビジネスマンが本を出す意義はあるのでしょうか?
久恒 その道の専門家と認識され、本業にプラスになることです。名刺代わりに著書を出すビジネスマンがいたらどうでしょう?著書があれば、この仕事に精通しているという圧倒的な信用力や証明になります。本を出すことで、講演、執筆などの仕事も増えます。そこでまた名前が知られて、また新たな仕事が入ってくる。本を出すことには計り知れないプラスの影響があるのです。MBAを取得した後は、多摩大学経営大学院で出版ノウハウを学んで、本を1冊出した方が、飛躍的に仕事の幅も広がり、人生が劇的に変化すると思いますよ。

── 先生は会社員時代に本を出版されていますが、人生は変わりましたか?
久恒 180度、変わりました。私は会社員時代に「知的生産の技術」研究会に所属し、共著で本を出版していました。40歳になった時に、私の初めての単著『図解の技術』を読んでくださった当時の多摩大学の野田一夫学長が「これは社会に広く啓蒙すべき方法論だ」と評価していただき、「会社を辞めて教授にならないか」と誘われたのです。これがきっかけで会社員から教授に転身できました。本を出すと、今度はまた違う出版社から本を出してくれと依頼がきます。本を出せばまた多くの人が見てくれます。そこでいただいた意見や感想を踏まえて、より研究を重ねるようになり、どんどん専門家としての知見が蓄えられ、結果、仕事の幅が広がっていきました。私も出版して以来、講演や執筆依頼が多く、充実しています。
── 最後に社会人にアドバイスを。
久恒 MBAを取得しても、ビジネスの現場がくもって見えてしまうこともあるでしょう。なぜなら現場に無理やりフレームワークをはめようとしてしまうから。これからの時代、ビジネスの現場で活躍するには名刺代わりに本を1冊出版すること。お勉強的な資格に精を出すなら、多摩大学経営大学院で本を出版するノウハウを学んだ方が、仕事においても人生においても、はるかに素晴らしい効果があると思います。ビジネスマン著者になりましょう!

<コラム1:ビジネスで役立つ図解術>
久恒啓一教授といえば、図解シリーズで有名。いろんな物事を図解に置き換えて説明することで、仕事のプレゼンテーション技術や客観的な仕事分析に活かそうというもの。「『あなたの仕事を図解してみてください』と問うと、ほとんどのビジネスマンは描けません。仕事の概要をきちんと把握していない証拠です。よりよい仕事をするためには図解術を学ぶことが必要」と久恒教授。多摩大学経営大学院では久恒教授による、「図解コミュニケーション」という講義も人気があります。

<コラム2:出版プロジェクトマネジメント講義の受講生の声>
・はじめは本なんて出せるわけがないと思っていました。でも講義を受けるうちに、具体的な方法論がわかり、自分でも出せるかもと思えるようになりました。
・仕事の図解をしてみて、自分が望んでいない仕事をしていることに気づいてしまい、転職することにしました。その後は転職して、雑誌の連載をするなど、自分の好きな仕事にまい進しています。
・出版社に企画書を持参したら、企画書は完璧だと褒められました。久恒教授の出版ノウハウのすごさを感じました。

http://tgs.tama.ac.jp/
http://tgs.tama.ac.jp/interview/
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学部長日誌「志塾の風」121020 | 編集

10月教授会。主要審議案件は教員採用人事。
ラウンジで昼食を食べながら教員仲間と雑談。
多摩大学ゼミナールin永山学園祭。永山駅で行わわれたフェスティバルに多くのゼミが参加。学園祭も外に打って出ることもいいかも知れない。

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学長に人事関係を中心に報告。グローバルスタディーズ学部の安田学部長が同席。
インターゼミ(九段サテライト)。
「R25」という有名なフリーペーパーの取材。
菅野先生、諸橋先生、中村君、三谷君のスピーチ。
学長から。
ワークプレイスメント。12月11日、12日。お台場。
BS12チャンネルで12月中旬から「就職を機に世界と人生を考える」という名前の番組。月曜の夜9時から一時間のオビ番組
「知性」とは知識ではなく「つながり」。構造的流れ。軽重。こううことをわかるのが知性。
映画「天地明察」。和暦の渋川春海。碁打ちという職業。江戸時代半ばの日本人のアイデンティティ確立の物語。遣唐使は中国から見れば朝貢使。
学長の講話を受けて私からこの映画を観たことを報告。「楽しい青春物語。暦も通貨も社会のインフラ。それを日本人が独自に創ろうとした物語。おくりびと、の滝田洋二監督作品。和算の関孝和の「授時暦を斬れ!」という言葉が印象的。天皇陛下とは北斗七星にもっとも近い人である。歴史の史には星を見る人という意味がある」。
グループで議論。










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Last updated  2013/12/19 06:34:08 PM
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