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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 13日月曜の回 昭和18年(1943年)大晦日。 朝、丸庵の前で掃除をする陽子。 陽子は和成に何通も何通も手紙を書いて出したが、返事は来ていないそうだ。 目の前を配達員が通るが丸庵に寄る気配はない。 節子が陽子に声をかける。陽子は節子の店の前まで掃除をしたようで、節子は礼を言う。 徳子が出てきて「大晦日は忙しいんだからね、蕎麦屋は」と陽子に手伝うように言う。 昼間。 丸庵には多くの客がきていた。後から来たお客さんは相席しないといけないほど繁盛している。 一方その頃の安曇野の須藤家。 陽子の父良一は家を出て名古屋の飛行機工場へ向かおうとしていた。 良一は家の前で次郎とハルに挨拶。次郎は良一にお国の為のお仕事ご苦労様と声をかけ、ハルは留守の間の家の管理はしておくと伝える。 ハルはみんな離れ離れになって寂しいと泣きだす。次郎は泣くのをやめるように言うが、良一は子供たちが皆それぞれの場所で頑張っているので大人が負けるわけにはいかない、と伝える。 良一は2人に「良いお年をお迎えください」と挨拶して出発。良一は振り返って我が家をもう1度見て、2人に再度頭を下げて名古屋に向かっていく。 安曇野の家はついに誰もいなくなってしまった。 丸庵は相変わらず忙しい。道夫はうどんを茹で、陽子がそれをお客に運ぶ。陽子が張り切っている様子を道夫と徳子は楽しそうに見つめる。 そこへ郵便配達の女性がやってくる。陽子ははがきを見るが和成からではなく、残念そうにため息をする。 道夫は陽子を元気づけるためにまだできていないうどんができた風に言って呼んで「まだあがらないよ~」と冗談を言う。徳子は笑いながら、忙しい時にバカな事を言ってるんじゃないと道夫を叩き、陽子も笑う。 陽子ははがきを徳子に渡すと徳子は奥の部屋へ。 夜の丸庵。 徳子が店の暖簾を仕舞ってようやく忙しい一日も終わり。 陽子はお茶を入れてテーブルに並べ、お茶が入った事を言う。 3人は椅子に座ると陽子は「忙しかったですね~」としみじみ。 しかし徳子は「あんなもんじゃないよ、本当の(平時の)大晦日は」と話す。道夫は「10倍くらいかな?今日の」と言うと陽子は「え~」と驚く。 道夫は忙しければ忙しいほど徳子は注文や勘定を間違えないのだ、ヒマな時のほうが危ない、と陽子に教えて笑う。 徳子は「商売人の娘だからね」とちょっと自信ありげな様子。 道夫は年越しそばのない蕎麦屋なんて締まらないし情けない、と愚痴をこぼす。お店で出していたのは年越しうどん。年越し蕎麦は「細く長く(達者に暮らせますように)」なのに年越しうどんじゃ「太く短く」になってしまうと道夫は苦笑い。徳子は何もないよりいい、と道夫に言う。 陽子は道夫の作ったうどんが美味しくて好きだと話す。徳子も道夫がうどんこねるのが上手くなったと褒める。道夫は「わかる!?」と言って上達しちゃったと笑う。 徳子が出汁もうどん用に変えたのでは?と言うと陽子も同意する。道夫は「わかる?わかっちゃう!」と言って出汁のとり方を説明しようとする。 いつもなら話が長くなるので止めに入る徳子や陽子だがその気配はない。むしろ驚いたのは道夫で、「あれ?止めねえの?」と聞く。徳子と陽子は「どうぞ」と言って続けるように言う。 徳子は「1年の最後に1回くらい聞いてあげないとねえ」と言うと陽子も「そうですねえ。1回くらいはねえ」と返事。 道夫が長話になるような事を言うので徳子は「まだ仕事があるんだから~」とやはり長話はいやな様子。道夫は話する気満々で「捕まえただよ、2人とも」と言うと徳子は耳を塞いでやだやだ状態。 道夫と徳子は本当に仲が良くて楽しい夫婦だ。 陽子は和成に手紙を書いている。陽子は和成とどんな夫婦になるのかとよく思っていたそうだ。手紙を書き終えると除夜の鐘が鳴る。 陽子は皆どうしてるかな、と思い、和成はどうしてるかなと思い、急に心配で恋しくてたまらない思いになったそうだ。 和成の使ったお茶碗を両手で握りしめる陽子。 昭和19年(1944年)元旦 神棚に挨拶する丸山家3人。そして3人は「明けましておめでとう」「今年もよろしくお願いします。と笑顔で挨拶を交わす。徳子はお雑煮を食べよう、と言っていると郵便配達の女性がやってくる。 年賀状とともに配達されたのは和成からの軍事郵便。 陽子は驚き、そして和成からはがきが来た事を伝える。道夫は「洒落た事するねえ。まるで年賀状だ。」と嬉しそう。 陽子が感激していると徳子は早く自分の部屋に行って読むように陽子に言う。 陽子は礼を言って2階へ上がる。 陽子はすぐに葉書を読み始める。 「陽子様 松本での暮らしには少し慣れましたでしょうか。今までと違う生活に戸惑う事も多いと思いますが、どうか父と母を宜しくお願いいたします。(ここから和成の声&和成との思い出回想シーン→)手紙がなかなか書けずに申し訳ありません。私は元気でやっております。毎日空の太陽を見上げています。太陽を見ていると私は幸せな気持ちになります。世界のどこから見ても太陽は美しいと思います。昔映画で見た南国の太陽もきっと。」(それではどうかお元気で。早々 和成) 陽子は和成からのはがきを両手でしっかりと抱きしめる。 はがきを徳子と道夫にも見せる。 徳子は「恋文だね、これは」と陽子に言う。そして「陽子って名前で良かったねえ。これなら恋文って気づかれない。」と徳子は陽子に話す。 道夫は「あいつ南方へ」と言うと徳子も「そういう意味だよね。」と返事し、陽子も「はい、きっと」と返事する(どこにいるかは書けない。前に名古屋の大学で茂樹が春樹に言えなかったのと同じ)。 陽子と啓子、昭ちゃんは丸庵の外でコマ回しをする。 陽子は「うまいでしょ~。お兄ちゃんに鍛えられてるからね」と楽しそうにコマ回し。 楽しそうな表情をしていた啓子だが、男性の配達員が通りかかると顔色が変わり不安と恐怖の入り混じった表情になり、動揺していて息も荒い様子。 陽子が心配になって声をかけると、「良かった、うちにじゃなかっただ。」と返事する啓子。 啓子は「戦死公報かと思って怖かった。あの人が前を通ると怖い」と話し昭ちゃんを抱きしめる。 陽子も不安な表情になる。 その時陽子はぞっとして鳥肌が立ったようだ。いつ突然届くかもしれない戦死の知らせ。頭ではわかっていたが、この時初めて夫が戦場にいる怖さをわかった気がしたそうだ。 和成からの手紙が待ち遠しかった陽子。元旦に和成からの恋文が届きましたね。 一方で配達員が怖いと感じている啓子。理由を知った陽子もこれからは不安も大きいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.15 02:24:18
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