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カテゴリ:将棋
JT将棋日本シリーズ:日本将棋連盟
JT将棋日本シリーズ JT ウェブサイト 昨日はJT将棋日本シリーズの静岡大会に行ってきました。 午前中~午後1時頃まではこども大会。 ま、自分は子供じゃないし、子供がいるわけでもないので関係ないんですが、とりあえず見てきました。しかし3時間かそこらで6,7局くらい指さないといけないっぽいんで、大変ですねえ。10分切れ負けとかでやってたりしてましたし。 こども大会の写真撮りたかったんですが、一般人の自分は撮影はアウト。子供の同伴者はOKのようでしたけどね。受付で「同伴者」とか「ゲスト(一般)」とかカード貰って首から下げて見学するんですけどね。助言はしない、反則指摘をしない、撮影をしない、という同意書まで書かないといけないという(笑) 会場の中を見て回ってたら高校時代からの友達がなぜか大会の係員をやっておりまして(笑) それ以外に知り合いは大会運営の手伝いをしていた静岡支部の人が何人かいたくらいですかねえ。 親になっている同級生がもしかしたらいたかもしれませんけど、わからない(笑) こども大会 低学年の部の決勝(初手から一手30秒)は先手が三間飛車から石田流、後手は角交換から矢倉に囲う将棋。子供の将棋らしく、読みあげや解説が追いつかないほどサクサクと進展する内容。 先手はがっちり高美濃に組んで、後手は矢倉を崩して2筋から盛り上がろうとしたところでハプニング。 後手が1手指そうとして取りやめたんですが、先手は後手が指したと思って指してしまい2手指し反則。 高学年の部の決勝(初手から一手30秒)も先手が三間飛車から石田流、後手は天守閣美濃。 さすがに高学年らしく、お互い美濃囲いから銀冠→穴熊と組み換え。 手詰まりで千日手の可能性もあったが、先手が3筋歩交換から打開。 先手が後手の銀冠穴熊の急所の2筋を狙ったが、後手が受け間違って先手が大きく駒得。後手は必死に頑張るものの先手緩急自在の指し回しで最後は豪快に必至→即詰みとして先手が勝ち。 こども大会、2局とも棋譜はとってあります(笑) こういう早指しで真面目に1字1字きれいに棋譜とってると追いつかないんですが、略字(1)、略字(2)、このように略字使うとさくさく書けます。 別に公式記録じゃないし、自分にさえわかればいいのでこういうのを覚えておくと楽。この略字棋譜取りは自分は小学校の頃にはやり方覚えておりました。 週刊将棋という将棋の新聞の漫画欄に載ってたんですよね~。 →漫画本になったもの週将ブックスグリーンシリーズ(2) 将棋ウンチク漫画 ダイナミック一手指南 さてプロの対戦は森内名人vs郷田九段。 さすがに公開対局で解説の屋敷さん、聞き手の山田さんの声がでかいので扇子の音がどうの、という事はありませんでしたが(笑) こういう公開対局で解説者の声が聞こえてくるのは対局者にとってはしんどいと思うんですが(たぶんうるさい)、まあ最初からそういう条件なのはわかってますし、条件は一緒だし、ファン公開なのも普及のためには必要ですからね。 少しくらいうるさくても問題ないでしょうw さて将棋は▲森内△郷田で横歩取り△8五飛。 JT将棋日本シリーズ静岡大会 JT ウェブサイト(棋譜) どちらも居飛車党なので何の不思議もなさそうですが、実は郷田さんが後手番で横歩取りをするのは珍しい。郷田さんは先手番で後手の△8五飛に対する形が圧倒的に多いんですよね。 序盤▲5八玉型で▲4六歩▲4七銀とした作戦が良くなかった、と森内九段。序盤で早くも作戦失敗を感じていたようです。 △7五歩の仕掛けに▲同歩△同飛は次に△8八角成があって後手ペースになりやすい。 そこで▲6六歩は角交換を避けてゆっくりしたい狙いだが、玉のコビンが開いて怖いところ。 後手も△6四歩~△6五歩と玉のコビンを自ら突いて、こうなるともうただでは済まない。 一気の決戦から△6六歩が巧い手でここでは後手ペース。▲同飛なら△5五角▲6八飛△2四飛で後手よし。 ▲5六銀が決定的にまずかったようで、△9四角が激痛の一手。 ▲5六銀では▲7五銀とした方がアヤがあったようです。それでも△9四角はありますが、一回玉を逃げて(4八玉)おけば飛車取りや6六の歩を払う筋もあるので難しかったようです。 本譜は7六の銀と5八の玉、2枚が後手の角のラインにいるので非常に受けづらい。 ▲9六角から左金を繰り出すのは必死の勝負手。 しかし△9四歩と手を戻した所では角と金銀の二枚換え。その上後手はと金を2枚作っているのでぼろ儲け状態です。 ▲7四歩は反撃ですが、△3五金で右辺を押さえてから△9五歩と角を取りに行くのが冷静。 先手は角と銀桂の二枚換えで、先ほどの二枚換えも考慮すると金桂交換で後手がまだ駒得。と金が2枚丸々残っていて飛車の進入も可能なのでやはり後手が良い。 先手は反撃したいのだが、△7二金と冷静に手を戻されてみると後手の飛車の横利きもあってうまい手段がない。 ▲2六銀は△2六歩の防ぎだが、△5七とからいよいよ寄せ。 後手はと金2枚を捨てるが、代わりに飛車を奪える格好で筋に入っている。 △5七銀で投了。 「フラッシュは使用しないように」とだけ言われてたので撮りました。 やれやれ、疲れた(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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