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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 2日火曜の回 学校の教室。 放課後なのか誰おらず、陽子が一人立っている。 松本駅の火事から何日かして校長先生から「話があるから少し残ってくれ」と言われ、それで残っているようだ。 陽子は教室の自分の椅子に座り待つ。 しばらくして校長がやってくる。校長は待たせた事を詫び、陽子の子供の様子を聞いた後、「素敵なご家族ですね」と陽子に言う。 陽子が礼を言うと校長は陽子が恵まれている、と話す。 校長は教室の中を歩きながら、自分は大した教師ではなかったと話を始める。そして家があまり豊かではなかったが勉強は好きだった事、勉強を続ける為には高等小学校を出たら師範学校に行って教師になるくらいしか道がなかった事、を話して、貧しくてもちゃんと子供が教育を受けられるよう改革をするべきだ、とずっと思ってきた事を話す。 陽子が「はい」と返事をすると校長は教師が大変な仕事である事を言い、4月から学校教育が変わりこれからどんどん変わっていく事、今までのような価値観の教育ではだめな事、戦争で低下してしまった子供の学力をどんどん上げていく必要がある事、を話して、その為には優秀な教師が必要だと話す。 新しい知識、学力等にぬきんでた教師達こそが子供の学力を向上させる事ができると考えている事、過去の時代の教師達ではだめな事、を学校全体を見る立場としてそう考えているのだと力説する校長。 そして4月からこの学校にも新しい優秀な教師を招き入れる事にした事を伝え、陽子か高橋先生のどちらかに職を離れて欲しい、と話して、夏子先生にはまだ話しておらず、まずは陽子からだと思った、と言う校長。 陽子が大変恵まれている、と先日の一件で改めてそう感じたと話す。 校長は「酷なようですが、あえてお聞きします。あなたはご自分のお子さんより生徒達を優先できますか?」と陽子に聞く。 陽子は「え・・・それは・・・。」と言って返答できない。 校長は返事を待っていると伝えて教室を出て行く。 陽子は立ったまま動けない。 廊下。 やや力のない感じで歩く陽子は夏子先生とばったりと出くわす。 夏子先生はまだいたの、と意外な感じで陽子に声をかける。 陽子が「はい」と返事をすると、陽子の顔色が悪く心配する夏子先生。 陽子は大丈夫だと答えて、日向子を迎えに行くので先に帰る、と言って夏子先生に挨拶する。 夏子先生と別れて歩き出すと陽子の顔からは笑みが消える。 村上堂。 店の中からは豆太鼓を鳴らす音、カヨの声などが聞こえる。 陽子は村上堂の前で足を止める。しばらくして陽子は息を一つ吐いて店に入る。 中には日向子、村上堂夫婦の他に真知子もいて陽子は少し驚く。 真知子、夫婦は陽子にお帰りと声をかける。 陽子が店の奥まで行って日向子に「ただいま」と声をかけていると、真知子は陽子の顔がなんか疲れていると言って心配し、陽子は大丈夫と答える。 陽子と真知子が日向子をあやし、奥では村上堂夫婦が仕事をしながらその様子を笑顔で見守る。 陽子は真知子に仕事のほうはどうか尋ねる。 真知子は「何だかとっても楽しい」と笑顔で答え、今まで一番下っ端だったのに後輩ができて「先輩」と言われたりすると話す。 働くのが好き、と言って陽子の事を尊敬している、と話す真知子。 笑顔で話を聞いていた陽子は「え?私?」と言ってから首を横に振る。 真知子は働く女性の模範だ、と言って子供を産んでも働き続けるのは素敵だと話す。 いろいろな思いのある様子の陽子はそれほどでもない、と話してから首を横に振って何でもないと言う。 陽子は帰ると言い、真知子は駅まで送ると言う。陽子は真知子に手伝ってもらって日向子をおぶる。 陽子は本当はその場で話してしまいたかったようだが、まだ整理ができていなくて誰にも話せなかったようだ。 それから数日後の夜の事。 丸庵の2階。和成は小刀を使って木彫りのおもちゃを作っている。 陽子は机の前に座り何やら考え込んでいる様子で、その横で日向子がかごの中で寝ている。 陽子がため息をつくと和成は「どうした?陽子。何かあったかい?」と声をかける。 陽子は「いえ」と言って笑顔で首を横に振ると、和成はこういうのが上手だ、と木彫りのおもちゃに感心する。 陽子は眠っている日向子を見て日向子の頬に触れる。 陽子の表情は変わり、少し慌てた風に日向子に熱があると和成に話す。 陽子が日向子の熱を確かめるとひどい熱で、さっきまではこんな事がなかったのに、と話して日向子を抱き上げる。 陽子はお医者様に見せる、と和成に言う。 和成は大きな声で道夫を呼びながら1階に下り、陽子も日向子を抱いて下りて来る。 徳子と道夫も起きてくると徳子は日向子のおでこを触り、ひどい熱だと言う。 陽子が気づくのが遅れたと詫びようとするが、徳子は早くお医者様に行くように言う。 日向子を抱いた陽子、和成はすぐに店を出て風が吹く中、お医者様の所へ走って向かう。 徳子は日向子の熱を確かめた感触が残っているようで、日向子に触れた両手を見ながら「熱かったよ」と道夫に言い、道夫もかなり心配そうな様子。 徳子は祈るような思いでいる。 町の病院(または診療所)。 和成は閉まっている戸を強く叩いて大声で先生を呼ぶ。 先生(神崎孝一郎)が出てくると和成は日向子が急に熱を出した事を伝える。 先生は中に入るように言い、診察室で日向子の胸に聴診器をあてて診察をする。 和成は先生に声をかけるが先生は答えずに診察を続ける。 陽子は泣きそうな顔でその様子を見守る。 診察を終えた先生は和成と陽子の前に立つ。 そして日向子が肺炎である事を伝え、非常に危険な状態であると話す。 あの頃(昭和22年頃)はあっけなく子供の命を奪う病気だったそうだ。 そしてお医者様は「覚悟しておくように」と言ったそうだ。 日向子の泣き声がし、日向子を見つめる陽子と和成。 陽子は今にも泣き出しそうな顔。 さて校長が重大な話をしてきました。 陽子にとっては重大な岐路になりますが、さてどうなるでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.02 20:42:44
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