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カテゴリ:おひさま
連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン
NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」 24日土曜の回 夜、百白花。丸山家一同が大きなテーブル席に座っている。 テーブルの上には器、皿、湯のみなど様々な焼き物がたくさん乗っている。 和成は器を道夫に見せ、これなんかなかなかいいんじゃないか、一応そばの色とかうちの店の雰囲気とか考えている、と話す。 道夫も器類を見ながらその出来栄えに感心していて、これは面白い、と話す。 和成と道夫は楽しそうだが、他は微笑みながらも黙って見ていて、日向子は和成の膝の上で眠っている。 和成は何でも奥が深い、と言ってから道夫に(そば)畑の方がどうなのか聞く。 道夫は畑も面白い、人間の知恵は大したもんだ、と言って、畑にまず麦をまき、それが育つ前に全部混ぜて耕してそれから初めてそばをまくのだ、と話す。 和成がなぜかと理由を聞くと、道夫は最初に蒔いた麦がいい肥やしになるのだ、と説明し、和成は感心する。 和成と道夫は専門的な話に花を咲かせているが、陽子と徳子はちょっと呆れ気味で、徳子は話を止めて日向子が寝ている、と和成に言う。 和成が日向子を見ながら「参ったなあ」という表情で謝ると、徳子は明日も早いのだから寝よう、と声をかける。 陽子は和成から日向子を受け取り、抱っこして2階へ上がる。 2階の部屋。 杏子と日向子が一緒に布団で寝ている。 ちゃぶ台の前に座る陽子と和成。 陽子が杏子と日向子の眠っている姿を見た後に和成の方を見ると、和成は何か言いたいけど言い出しにくいようなそんな様子。 陽子が何でそんな顔をしているのだ、と尋ねると、和成はちょっと照れくさそうな顔をしながら「改めて、ただいま」と挨拶。 陽子が正座に座り直して「お帰りなさい」と声をかけると、和成は再度「ただいま」と挨拶して「悪かったね。いろいろ」と詫びる。 陽子が「いろいろ?何か悪い事したんですか?」とちょっといたずらっぽく聞くと、和成は「そうじゃねくて」と苦笑い。 陽子があちらは大丈夫なのか尋ねると、和成は頷き、陽子は安心して微笑む。 和成が湯のみを眺めながら微笑んでいると、陽子が横でクスクスと笑い出し、和成も笑う。 和成はさっきはたまげた、まさかここで結婚式をやっているとは思わなかった、と帰ってきた時の事を話す。 陽子は「そうですよね~。まあでもいないんだから仕方ありません。この家で何が起こってるか分からないですもんね~。」と言って、いないと何が起こるかわからない、とチクリ。 和成が申し訳なさそうにしていると、陽子は最近ハンフリー・ボガートにそっくりなお客様が・・・、と話す。 和成が驚いて少し焦り気味な顔になると、陽子は続けて「来ませんねえ。この店には。」とがっかりした様子で話す。 冗談だとわかって和成がホッとして笑うと、陽子も笑い出して和成に「え!?今和さん、ちいっとドキッとしました?やきもちやきました?和さん。」と楽しそうに聞いて、「ざまあみろ!」とかわいらしく言う。 和成が「なんだ、それ」と苦笑すると、陽子は楽しそうに笑い、「帰ってきてくれてありがとうございます。」とお礼を言う。 和成は「何言ってんだ。当たり前だろ。」と言い、2人は顔を見合わせて微笑みあう。 朝。 店の入り口の戸を開けて庭に出ると、気持ち良さそうに思いっきり伸びをする陽子。 須藤家居間。 良一と茂樹が朝食を食べている。 良一は食欲がなさそうな様子で、茂樹は心配そうに良一を見ている。 良一が気づきどうしたのだ、と茂樹に聞くと、茂樹は箸を置き、この頃(良一の)帰りが遅い、仕事が忙しいのか、と尋ねる。 良一が微笑んで大した事はない、と返事すると、茂樹はあまり無理をしないように、と良一の体調を心配する。 良一は年寄り扱いするな、と言って微笑むと、「私が生きているうちに医者になるって約束したよな?」と茂樹に聞く。 茂樹がちょっと戸惑いながらも笑顔で「はい」と返事すると、良一は「頼むぞ、茂樹。」と声をかける。 茂樹が「まかせてください」と笑顔で返事すると、良一は後片付けを茂樹に任せて立ち上がり、少し疲れているような様子で仕事へと向かう。 茂樹が後片付けをしていると、良一の茶碗にはご飯が残っていて、心配な表情になる茂樹。 百白花。 杏子が絵を習いに出かけようとしているところ。 陽子は日向子を抱っこして店の前で杏子を見送ろうとしている。 日向子が「おねえちゃん、いってらっしゃい」と声をかけると、杏子は「それじゃ行ってまいります。」と言って出かけていく。 陽子と日向子は手を振りながら見送り、顔を見合わせて微笑みあう。 いつもと変わらない一日で、そばを食べて帰るお客さんに挨拶をする陽子と日向子。 と、その時。お店の電話が鳴る。 日向子が自分が出る、と言うと、陽子はちゃんとお話するように言って日向子に任せる。 日向子が台の上に上がって受話器を取って話を始める。横には陽子が付き添い、後ろでは和成がテラス席のテーブルを拭いている。 日向子は陽子に声をかけて電話の相手が茂樹である事を伝えて受話器を陽子に渡す。 陽子が「珍しい」と言って微笑むと受話器を持って茂樹と話し始める。 最初笑顔だった陽子だが、話を聞いているうちにみるみる表情が変わっていく。 陽子の顔、受け答えは驚きと心配な感じで、和成も尋常ではない様子に陽子の方を見る。 陽子が「わかった。すぐ行く」と返事して受話器を置くと、その様子は心配と不安で深刻だという様子。 和成が陽子に事情を聞くと、陽子は良一が松本で倒れた、今病院でこれから手術だ、と今にも泣き出しそうな様子で教える。 和成は(すぐに)行こう、と声をかける。 夕方近くの松本の病院。 病室のベッドで眠っている良一。横に立ち心配そうに良一を見つめる茂樹。 良一は熱があるのか、顔や首のあたりから汗がにじみ出ている。 しばらくして陽子と和成が病室に入ってくる。 陽子が茂樹に声をかけると、茂樹は盲腸が悪化して腹膜炎になってた事、たった今手術が終わった事、熱が高くて危険な状態である事、を伝える。 陽子が泣きそうな顔で「どうして?」と言ってベッドの横の椅子に座り、良一の様子を心配そうに見つめる。 しばらくして茂樹はガラス越しに外の方を向き(何かを見ているというわけではない様子)、松本駅前の映画館で倒れた事、映画館の人がここまで連れてきてくれた事、を話す。 陽子が(俄かには信じられないという様子で)良一が映画館にいたのか、和成が(良一は)映画を見ていたのか、と聞くと、茂樹は陽子と和成の方を向き、さっき映画館の人に会って話を伺った、と話す。 (映画館の人の話では)ここのところ(良一は)毎日必ず映画を見に通っていたらしい事、を茂樹が話すと、陽子は「毎日?同じ映画を?」と茂樹に聞く。 茂樹は頷いて、毎日仕事帰りに一人で来て映画を見ていた事、あまり人気のある映画でもなくて映画館の人が不思議に思い、良一に「そんなにこの映画がお好きなんですか?どこがいいんですか?」と尋ねたところ、良一は・・・(茂樹も椅子に腰掛けて話をする)、と話す。 (回想) 良一と映画館の人(顔はわからない)。 良一は「笑わないでくださいね。」と前置きをし、「実は映画の良し悪しはよくわからない。似てるんです。どことなく女優さんが・・・似てるんです。亡くなった妻に。」と映画館の人に話す。 (回想終わり) 話を聞いた陽子は「お父さん・・・」と言い、良一の気持ちを知ったようだ。 陽子は父の事を何もわかっていなかったと思ったそうだ。母が亡くなってから父がどんな思いで生きてきたのか、ちっともわかっていなかった。 親はいつでも強いものだと勝手に思っていた。親の心の中の事なんてちっとも分かっていなかった(回想シーンあり。須藤家の縁側で紘子の最期を看取った良一と少年期の春樹、茂樹。紘子の葬式の後、桜の木の下で笑う良一。庭で陽子に怒る良一。居間で陽子と茂樹に話をする良一。女学校時代、陽子の頭をなでる良一。陽子が2階の机のところで寝てしまい、半纏をかける良一、結婚前夜におばあさまからもらった白無垢を飾って眺める陽子と良一。月明かりのある夜、縁側に座り紘子の写真を手に持って見つめる良一。) 眠っている良一を心配そうに見つめる陽子、茂樹、和成。 和成と道夫の話を聞いていると、和成も焼き物の話となると長くなりそうですねえ。 やっぱり父親似だ(笑) さてもうじき終わりだというのに良一が倒れてしまいました。 来週はどうなるのでしょうか? 来週はついに最終週! 来週はこれまで登場したいろんな人が出てくるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.24 22:34:05
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