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カテゴリ:生活
8月22日朝、琴の練習に車で街へ出発した。途中助手席の女房が「どうも少々口が匂う」と言うではないか。其処で、車に置いてある歯ブラシで歯を磨きながら運転をして、途中道の広い所に車を止め、女房にお茶を貰って、口を濯いだ。だけど其処までしたのに、依然と匂うそうである。
6月から、右上の奥から2番目が、歯槽膿漏になっていたが、歯医者に歯ブラシをコマめにする以外に方法は無いと言われ、それ以後は一日に5回も6回も歯ブラシを続けていたのである。だから、自動車にも歯ブラシを置いていたのだ。 琴の練習も終え、昼御飯を「ガスト」で食べてから、スーパーに買物に寄った。そしてスーパーの鏡で、歯を見た。良く磨いたのに、ヤッパリ歯茎が赤く腫れているではないか。其処で、その赤い歯茎を右の人差し指で、少し押して見た。 驚いた事に、歯茎と歯の間から、ボールペンの先ぐらいの白い膿がプシュと出たのである。膿を指で取ってから、女房に見せ「口の臭い理由が分かった。歯槽膿漏が悪化して、膿が出ていたのだ。コマ目な歯ブラシも効果が無かったようだ」と指先を見せると、女房は顔をしかめた。 自宅に帰ってからも、赤く腫れた歯茎を、4時間ぐらいの間隔で指で押すと、白い膿が出るのを確認した。もうこうなると、隣の一番奥の奥歯まで波及する可能性もあり、処分するのが良いのか、今からでも治療が出来るのか、歯医者に聞く以外に道は無い。 次の23日、街の歯医者に行くと「歯ブラシもスタートが遅かったようですね。この歯には3本の根がある。その1本が歯槽膿漏になっており、その悪い所だけを切り取る事も出来るし、それともその下の歯も無いし、噛み合わせは出来ていないから、抜歯をするか、自分で決めて下さい」と言われた。 また「80歳で20本と、一般的に言われておりますが、老齢になると、人は段々と面倒になるのか、口の中を綺麗にしなくなる。だから、実際は入れ歯の方が簡単に洗えるからか、長生きするのですよ」と言われた。養老院では長老組みは圧倒的に入れ歯だそうである。そんな事は知らなかった。 色々と考えた結果、抜歯と決めたが、その日の抜歯はないと言う。そこで抜歯の予定日は25日となった。今回で5本面の抜歯となる。段々と歯が少なくなって行く。困った事である。 そして25日、歯医者に行った。歯医者は「厳しい事をしますが、済みませんね。」と言うではないか。私は「死刑台に登るより気楽ですよ」とオドケて治療椅子に座った。 麻酔と言うのは凄いものである。殆ど何の痛みも感じないで、歯を抜いた。やはり3本もの根のある大きな大きな歯であった。記念にと、その歯を貰って帰ったのだが、女房は歯を見るのも嫌がる。 三女の息子が私の歯に興味があるようで、私の部屋に来ると、前に抜いた歯を、机の引き出しから出してもて遊ぶ。だから、孫の玩具として貰ったのであるが、帰ってから、綺麗に磨き上げ、大きさを測って見た。重さは3グラム少々だったが、歯の高さはメインの根は22ミリ、サブの2本の根本は20ミリもの大きさであった。ビックリするほどデッカイ歯である。歯の写真を撮って読者に流しても良いのだが、他人が見ると気分の良くないモノだから歯の写真を流す事は止めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.25 23:16:49
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