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カテゴリ:生活
蜜蜂が越冬するには、少しでも箱を暖かくしてやる方が、元気に春を迎える事が出来る。そこで12月16日、蜜蜂の箱を発砲スチロールでカバーしてやろうと思い色々と準備をした。 スチロールでカバーすると箱を開ける事が出来ないから、その前に中を確認しておく方が良い。そこで蜂に刺されないよう、煙出しコンロに材木片を入れ燃やした。木の煙で蜜蜂が戦う気力が無くなるそうである。 コンロの煙で箱の入り口を燻してから、蓋を開け、ビックリ!一匹の蜂も居ないし、巣の蜜も全く無いのである。空の巣だけが並んでいたのだ。 何か狐に包まれたような気分であった。箱の底には20~30匹の蜂の死骸が転がっていた。数日前まで、毎日砂糖水を与えていたし、大勢の蜂が元気に食べていたし、一体どうなったのだろうか? 茶色の砂糖水を食べて呉れなくて困っていた頃、確かに居たのであった。何かの理由で全滅したか、それとも他の蜂に攻撃され全滅したか、要は全部死んだようである。 つまり、今まで砂糖水を食べていたのは、他所の蜂だった可能性が高いのである。何故なら、春夏なら花も多いし、蜂も元気だから、集団で逃げ、何処かに新しく巣を作る事も多々あるが、この寒い冬に逃げて他所に巣を作る事は無理だし、巣の材料である蜜蝋も今は集めるのは難しいと思う。 そういえば、毎日砂糖水を与え始めの頃は、少ない群で食べていた。数日すると、段々と大きな集団になり、こんなに大勢の蜂が居たのだろうかと不思議だったのである。つまり砂糖水を食べる集団が大きくなった時点で、我が家の蜂は余所の群に襲われ全滅した可能性が高い。襲って我が家の蜂を全滅させ、私が与えた砂糖水も、そして巣に溜めた蜜まで、全部奪ってしまったのだろうと推理した。 多分、私が毎日砂糖水を与えたから、元気な余所の蜂も寄って来るようになり、始めは一緒になって砂糖水を食べていたが、大勢の蜂が余所から来たから、多勢に無勢で、我が家の蜂が殺されてしまったのだろうと推測した。 毎日、箱の外で砂糖水を与えるのは、危険なのかも知れない。余所の蜂が砂糖水を発見するからである。本来は箱を開けて、中に砂糖水を入れるのだが、イチイチ箱を開けるのが面倒だったのである。 外で与えるなら、数日に1回とか、時々与えるようにしないと、襲われる可能性もあったのである。 残ったのは何もない空の巣だけとなった。来年はゼロからのスタートとなった。残念! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.29 20:54:31
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