土佐一人新聞

  １月２８日の日曜日、年に１回ある合唱団の総会であった。私はどうせ発言する気も無いから、ただ黙って座っているだけだ。暇なものだから、前を見ていて、天井を見上げると、どうも自分の白い眉が見えるのに気が付いた。

　これには内心驚いた。目に近いから焦点が合わず、ボーと見える。指で触ると毛が揺れるのも分かる。やっぱり歳をとると眉毛が長くなるようである。しかも白髪が良く伸びるようで白い毛しか見えない。村山元首相のような眉になると、あれはちょっと長すぎて変である。

　最近、時たま三女が注意する。「お父さん！村山さんになるで！」と言って、時々眉をハサミでカットして呉れるのだが、そう言えば最近はカットしていなかった。

　歳を取ると、どうして白髪の眉毛が長く延びるのだろうか？女性にはそんな人は居ないようである。これは多分男性ホルモンに関係するのではなかろうか？誰か知っている人、教えて！

　それでも暇だから、今度は膝の上に置いてある自分の手を見た。手の甲に何となく皺が多くなっている。特に人差し指と親指の間の甲側に皺が多い。ああ、ヤッパリ歳をとりつつあるのだなアと実感した。手の肌が想像以上の皺になっていると、余り良い気持ちでは無かった。

　だけど、手の掌を開けて見ると、皺は全く無く、指紋と手相の線が有るだけで、若い手と何ら変わらない。

　そして、手をグに結ぶと皺は全く無くなり、若い肌と同じであるが、手に力を入れず、自然体にすると、結構皺が出るようになった。