土佐一人新聞

  水道を基本的には山の水に替えたその夕方である。女房がお風呂を入れたようである。何時ものようにお湯と水とを全開した。そして数分すると、水道が止まったそうだ。変だと思い、色々見ていると、池の中のポリバケツが浮いていたそうである。

　要は、山から水を引いているホースは上流で二股に分岐させ、一部を田圃の水として利用しているから、ポリバケツに流れ込む流量が少なくなっていた時に水道を全開したので、ポリバケツの中の水が段々と少なくなり、浮力が出来て浮いてしまい、水道ポンプが稼動しなくなったようである。

　これでは水道として利用できない。水道は好きな時に、好きだだけ利用したいものである。田圃に水を入れないとホース一杯の水がパリバケツに入るから、水道ポンプを全開してもバケツが浮く事は無いのを確認した。

　どうすれば良いのだろう？田圃に水を利用している夏場は打ち抜き井戸のポンプを動かせば良いのであるが、問題は打ち抜き井戸はどうも川の伏流水であり、夏場は稲作で濁っているのである。

　結局、全開での水道利用を中止する以外に道は無い。冬場は全開でも良いのだけどね。