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カテゴリ:生活
8月1日、女房が「介護保険は何時も払っているのに、どうしてこんな郵便が来たのだろうか?」と言いながら、手紙の封を切った。「そうか、アンタはこの8月で65になるから、その保険証なのだ」と言いながら、私に呉れた。
それを聞いた時、始めは意味が理解できなかったが、意味が分かった途端、ゾッとするような嫌な感じが走った。赤の他人に介護を受ける為の私の保険証なのである。 他人に介護を受けないと、生きて行けないような歳になる可能性が、すぐ近くに来たと言う訳なのだが、自分は他人の介護を受けるような生活には、まだまだ程遠いと思っていたから、非常に気分が悪くなったのである。 介護保険を詳しいく説明した印刷物も同封されていた。日本人なら全員が40歳から保険料を払うそうで、64歳までを1号保険者といい、65歳からの人を2号保険者というそうで、65歳から、疾病に掛り、介護を申請し、認定されると、サービスを受ける事ができ、その経費の1割が自己負担で、残りの9割の半分(45%)を税金で、半分をこの集めた保険金で払うそうである。 支払う保険料は所得によって、6段階に分かれており、一番高いのは前年の所得が200万円以上の人らしく、基準の1.5倍だそうで、須崎市の基準は3760円だから、私はその1.5倍を払うそうである。 払うのは良いが、給付を受けるようになると地獄だなと、暗い気持ちになった。私は保険嫌いである。自分の事は自分でする。出来なくなると死ねば良いというのが偽らざる気持ちでもある。だから一切の保険には加入していない。 若い時に掛け捨て保険なら加入したこともあったが、一切の保険に入っていない。貯蓄はしている。貯蓄と保険は全く反対の論理でしかないモノだからである。 だから掛け捨て保険なら入る事もあるし、火災とか交通事故とかは当然入っている。あの満期でバックのある保険が理解できないだけである。 そんな事で、若い時から失業保険も掛けなかった。結局失業保険料も払わなかったし、貰った事もない。私は大勢の人の情けで生きるのは余り気が進まないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.05 09:00:04
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