土佐一人新聞

　今年のシロカキは時間が掛った。僅か２反弱の田圃なのに、３月１０日から１５日まで６日も掛ったのである。理由は水が無いからだ。
　１月頃までは結構雨があったのに、２月中頃から雨が少なくなった。だから、自宅前の川に水が全く流れないのである。大雨になると前の川に水が流れるので、田圃に簡単に水が入るが、川に水が流れないと、どうにもならない。
　先ず水道に使っている山の水を田圃に入れる。だけど水道だから、ホースも細く量は知れている。そして川の一か所に水溜まりがあるので、その水をエンジンで汲み上げるのだが、その水は数十分で空になる。
　そしてその水が再び溜まるのに約１０時間ぐらい掛るので、溜まるとその水をまた汲み上げる。
　第３には、自宅前に打ち抜き井戸を掘ったので、５０メーターの長いホースを買って来て、自宅の畑に使っているホースと繋ぎ、１３０メーターぐらいの長さにして、田圃まで引いたが、これも量としては少ないものであるが、無いよりは良い。
　まあこんなに水で苦労したシロカキは初めてであった。



今年の田圃の写真は谷の奥から下に向かって撮った。この３枚が私が耕作している田圃である。向こうの方に私の木工アトリエが見える。