|
カテゴリ:生活
9日はエーゲ海沿岸のエフェソス遺跡を訪問しました。昨日のトロイより約200キロ程南です。 この遺跡はトロイより新しく、トロイが廃墟になった頃の1世紀頃から700年頃までに建設された都市です。この地方の人口が100万人位の国の首都だった所で、此処もトロイと同じように自然の良港が都市建設の発端でした。 また廃墟になったのも、海が自然に埋まったから、捨てられた都市となったのです。大きい都市なので、まだ25%しか発掘が進んでおりません。 こんな時、石の文化は良いですよね。日本だと、木の文化だから、土に埋まると、多分腐ってしまって跡片も残らない場合が多いですからね。 圧巻はこの劇場です。2万人が観劇できる施設なのです。ここでは剣闘士とライオンとの戦いは無かったそうです。ご覧の様に山の斜面を利用して、大規模な劇場を造ったのです。 2階建ての図書館跡。2万冊もの本があったそうだ。 左のレンガが商店、その歩道がモザイクの舗装となっている。その右が大通りです。凄いものですね。日本の奈良時代頃か、それ以前ですからね。 大きなお風呂屋さんの中の公衆便所です。下は水が流れていたので、自然の水洗便所なのです。まあ中国のように個人の仕切りはなかったようです。カメラを撮った私の影も映っている。 娼婦宿への案内看板。分かりにくいですが、足の方向に娼館がありますよと言う事です。足の横に美女の顔が分かるだろうか。髪の毛があり、顔があり、胸と腕が書かれております。 この道の一番向こうの右が海であったが、今では畑で海は無い。海は遥か向こうになっている。 このアーチの上が水道だったそうだ。数十キロも離れた所から水が此処まで来るような工事をしていたのだ。 これらの遺跡は発掘して一個一個の石を並べて再現させているのだ。まあ、凄いものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[生活] カテゴリの最新記事
|