土佐一人新聞

　　　
　ロロは長女の子が小１か小２の時に拾って来た子犬だが、その後、長女家族は亭主が転勤でアメリカに行く事になり、ロロを我が家で引き取ったのだが、その孫がもう二十歳だから、恐らくロロは１３か１４歳の筈である。

　もう数カ月も前から、寝て居る間もオシッコが少しづつ出るようになり、何時もお尻がこのように濡れるようになった。

　洗っても洗っても、毎日の事だし、困ったものである。まあ人間もそうなるのだが、犬は汚いと言う感覚が無いから平気である。

　そして毎朝の散歩も、長くは歩けなくなり、家から２５０メーター位になる所に繋いで、それからは若いアイ（犬）だけを連れて、海まで行き、帰りに其処からロロを連れて帰るようにしている。

　この夏にはあの世に行くのかと思ったが、もうそろそろ夏も終えるし、結構生きる力があるようで、多分年末まで生きるのではなかろうか。

　只、痩せて痩せて、可哀そうな位やせ細っている。ドッグフーズも堅いのは食べないから缶詰の柔らかいモノを与えているが、それも沢山は食べない。ユックリと少ししか食べない。生命力が段々と擦り減って行く。